1 財政課長査定結果
野生獣肉の微生物汚染実態調査は安全性を担保するものではありません。
必要であれば、標準事務費枠内で実施してください。衛生指導は徹底してください。
2 復活要求の理由
安全で安心な獣肉を流通させるには、科学的なデータに基づいたガイドラインの作成が必要である。 |
3 復活要求の内容
食品として流通する野生獣肉(イノシシ、シカ)の保有微生物の調査を実施する。
課長査定
イノシシ:50頭、シカ:50頭分の筋肉と肝臓(計200検体)
↓
今回要求
イノシシ:50頭、シカ:25頭分の筋肉と肝臓(計150検体)
(生息数を考慮して検体数を精査)
・検査項目(サルモネラ、O157、豚赤痢、E型肝炎ウイルスなど)
・検査実施 食肉衛生検査所
4 事業費
所要額 1,033千円(課長査定額 0千円)
内訳
・検体購入費(75頭分) 150千円
・分析用試薬 883千円
5 事業目的
野生獣肉(イノシシ・シカ)の、食品としての安全性確保及び関連施設等の衛生対策の向上により、消費者に安心して食べてもらえるよう食の安全・安心の面から支援することを目的とする。
6 現状
・県内での野生獣畜(イノシシ・シカ)の農作物被害は年々増加傾向。
・その対策として、駆除期及び狩猟期における年間捕獲数も増加傾向 (イノシシ 約3,000〜5,000頭、シカ 約100〜250頭)
・捕獲された獣畜は大半が埋設処分され、食用としての利用は1割程度であるが、地域特産物として有効活用し、県内外へ消費拡大しようとする動きが活発化しており、食のみやこ鳥取県としての新たな取り組みとして期待される。
・平成15年にイノシシ肉を喫食したことによるE型肝炎ウイルスの死亡例が起きており、衛生的な取扱いが不可欠。