障害者文化・芸術振興事業

１．事業の目的

�@障害者文化・芸術活動支援事業（継続事業） 　障害者団体が行う文化・芸術分野の活動を支援することにより、障害者がこころ豊かで充実した生活を送るとともに、自己実現のための一助とすることを目的とする。 �A障害者文化・芸術作品展等開催事業（事業内容見直し） 　日頃の活動の成果を発表する場であるとともに、一般の方々から共感を得られるような作品展や講演会・シンポジウム等を開催することにより、障害者に対する理解の促進を図るとともに、交流の場を創出することにより、ノーマライゼーションの社会の実現を図ることを目的とする。

２．所要額合計

２，０２９千円 　（Ｈ１９年度：１，７２９千円） �@障害者文化・芸術活動支援事業…１．０２９千円 �A障害者文化・芸術作品展等開催事業…1，０００千円

３．事業の内容

�@障害者文化・芸術活動支援事業【継続：単県】 　障害者等で構成する団体が行う文化・芸術活動のうち優れているものに対し活動経費の一部を助成する。（補助事業） 補助対象 公募の上選定委員会により決定 補助条件 ・県内の複数の市町村にまたがる活動 ・定期的に練習等の活動を行っている活動 ・年１回以上の発表会等の実施 ・�A｢障害者文化・芸術作品展等開催事業｣　に出演、出展可能であること。 対象経費 活動経費（謝金、旅費、需用費、会場費 等） 補 助 額 上限20万円（定額） 所 要 額 1,029千円（Ｈ１９年度と同額） (200千円×5団体、審査委員会開催経費29千円）

�A障害者文化・芸術作品展等開催事業 【既存事業見直し：単県】 障害者の文化・芸術に係る講演会、シンポジウム、作品展等を開催する。 実施方法 委託による 実施主体 実行委員会を組織し委託する 事業内容 ・講演会及びシンポジウムの開催 ・作品展の開催（講演会等と同時開催） 特記事項 ※平成２０年度については今まで取り組んできた｢アート｣以外の分野に特化した活動を中心に取り組む。 ※講演会及びシンポジウムについては、先進県から講師等を招く。作品展の作品についても先進地から借りてくる等し、先進地の取り組みを広く周知する。 ※ワークショップに係る経費については、｢障害者・文化芸術活動支援事業｣に応募する等対応することとし計上しない。 ※作品展には�@｢障害者・文化芸術活動支援事業｣の対象事業者も参加することとし、事業間の連携を図る。 対象経費 謝金、旅費、会場使用料、消耗品費、印刷製本費、作品搬送料　等 所 要 額 １，０００千円（Ｈ１９年度700千円） 〜県事業として実施する理由〜 　障害者の文化・芸術活動に係る普及啓発については、平成 １７年度より特定の団体（アートとっとり）に対して補助金を交付し、その活動を支援することにより行ってきたが、その補助体系が県１／２、補助対象事業者１／２であったということもあり、活動規模が年々縮小してきているのが現状。（→補助というスタイルでの支援の限界） 　また、今までは「アートとっとり」に補助金を交付してきたこともあり、アート部門については、一定の成果をあげているが、その一方で他の分野（音楽、舞台芸能、等）については未開拓である現状もある。（→幅広い分野の文化・芸術活動の振興の必要性） 　 　以上のような現状を踏まえ、団体の活動への補助を通じての支援でなく、県の事業として障害者の文化・芸術活動の普及啓発に取り組み、県内の文化・芸術活動全体の底上げを目指すのがねらい。