県と(独)中小企業基盤整備機構(以下、「中小機構」という。)とが(財)鳥取県産業振興機構(予定)に対し無利子貸付し、その基金の運用益により農林漁業者と中小企業者等との連携体の取組及びその支援団体等に対して助成する。
≪事業のポイント≫
○地域資源ファンドとの違い
・農林漁業者、中小企業者との対等な連携による両者の付加価値向上の取組を支援
・農林水産品そのままの商品(素材)の開発、改良へも支援
(例)トレーサビリティシステム導入による大栄西瓜のブランド力強化
○見込まれる効果
・農林漁業者、中小企業者相互の不得意分野の補強、強みの強化することによって、新たな事業展開の可能性が拡大
・農林漁業の「産業化」による経営基盤強化
・農商工にとどまらず地域ぐるみの「連携」の促進により、地域が活性化
<助成事業>
[事業実施主体](予定) (財)鳥取県産業振興機構
[運用規模](予定) 2,500,000千円《運用期間:10年》
【内訳】県:500,000千円〔20%〕
中小機構:2,000,000千円〔80%〕
*その他の機関の参画(出資)についても検討中
(運用益)25億円×1.8%(地方債運用想定)=45百万円/年
[支援内容]
| 対象事業 | 補助率/年限度額/期間 | 助成件数/年(見込) |
1 | 「売れる」新商品開発事業 | 2/3、5,000千円、2年以内 | 3件 |
2 | 「元気が出る」生産システムづくり支援事業 | 2/3、2,000千円、1年以内 | 3件 |
3 | 「打って出る」販売力強化事業 | 2/3、1,000千円、1年以内 | 5件 |
4 | 農商工連携バックアップ事業 | 10/10、3,000千円、1年以内 | 5件 |
8月末 事業認定(中小機構→県) *8/28内示予定
10月中旬 ファンド借入申請(県→中小機構)
H21.3月頃 貸付金交付(中小機構→県)
貸付金運用開始、事業(公募)開始
H21年度 本格実施
2,501,332千円
【内訳】
「貸付金」 2,5000,000千円
<財源> 起債2,450,000千円、一般財源50,000千円
(起債の内訳)中小機構からの借入 2,000,000千円
県債(一般単独) 450,000千円
※500,000千円×充当率90%
「補助金」 1,332千円 @10,915/日、20日勤務/月
*事業開始(準備を含む。)を11月と想定