1 趣旨
天神川流域下水道の終末処理場の施設・設備の保守管理、修繕、水質検査、諸設備の運転管理について平成21年度から指定管理者制度を導入し、運営体制の一元化及び管理費の節減を図る。
2 概要
(1)指定管理者の指定方法
現在委託している(財)鳥取県天神川流域下水道公社を指名
◎今回の指定管理者制度導入に当たり、公社として経営合理化を実施
・職員給料の10%減(理事長は20%減)と臨時職員
(1名)の廃止
・各種委託業務の見直しや複数年契約化による経費
削減 ほか
→ これらにより、20年度当初予算額比で約3千万円/年
を削減
20年度当初予算額 4億5千万円/年
合理化案 4億2千万円/年
(参考:当初予算時保留額 4億3千万円/年)
・今後一層の経営合理化を図るため、民間の経営感覚の
ある方を役員に迎える方針
(指名の理由)
・直接の施設利用者であり運営費の負担者でもある関係市町長が公社の理事に就任しており、関係市町の関与(責任)の確保が可能であること。
・関係市町長も、実績・ノウハウがあること、災害等非常時対応を考えると公的な団体が管理すべきなどの理由から、公社の指名指定が望ましいという意向。
・施設に習熟しており危機管理の点から最適であること。
・地元と公害防止協定を締結しており、県と市町村で設立した団体が関与した方が理解を得られやすいこと。
(2)指定期間 5年(平成21〜25年度)
設備の保守点検等の外部委託について、長期契約による経費節減が見込まれる。
3 限度額
2,101,780千円(420,356千円×5年)
(参考)天神川流域下水道の概要
・倉吉市、湯梨浜町、三朝町、北栄町の公共下水道をまとめて処理するもの(流域下水道という)。
・下水道法により、流域下水道は、県が整備、維持管理することとなっている。
・現在、約2万m3/日を処理(約56,000人分)。
・終末処理場は、湯梨浜町に設置(昭和59年1月供用開始)。