現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 農林水産部の[債務負担行為]飼料米生産・利用実証モデル事業(農林業緊急プロジェクト)
平成20年度予算
11月補正 一般事業  知事要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

[債務負担行為]飼料米生産・利用実証モデル事業(農林業緊急プロジェクト)

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農林水産部 畜産課 企画・中小家畜係  電話番号:0857-26-7831


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.00人
補正要求額 0千円 761千円 761千円 0.10人
0千円 761千円 761千円 0.10人

事業費

要求額:0千円    財源:単県 

知事査定:計上 

事業内容

1 事業内容

 水田の有効活用を目的とし、生産調整による主食米からの転作、調整水田及び不作付け水田を活用し、家畜飼料のトウモロコシに代わる飼料原料として飼料米を生産し、家畜への給与までの仕組みづくりを広域流通・地域内流通の2つをモデルとして実証する。

    〈飼料米実証モデル地区〉
    ◆モデルT 配合飼料原料(広域流通)
    【飼料米の生産】→【調整・保管】→【配合加工】→【畜産農家】
    (大規模耕種農家)→(自家調整保管)→(飼料工場)→(大規模養鶏場:2.4千羽)
    ◆モデルU 自家配合飼料(地域内流通)
    【飼料米の生産】→【調整】→【保管】→【畜産農家】
    (農事組合法人)→(法人調整)→(農協保管施設)→(中規模養鶏場:25千羽)

    ○事業主体:生産者(稲作農家、畜産農家)
    ○事業実施期間;平成21年度
      区    分 対 象     内          容
    (1)稲作農家の 
     所得確保
    モデル
     T・U
     転作の拡大部分、調整水田等の不作付け地への飼料米作付に対して助成。
    ・交付金10a当たり;50千円

    *国の「水田等有効活用促進交付金」措置後に拡大部分について振替予定。
    (2)稲作農家が 
     行う運搬・調整・
     保管経費助成
    モデル
     T
    広域流通

    ・実費(飼料米1kg当たり;25円を上限)
    モデル
     U
    地域内流通

    ・実費(飼料米1kg当たり;15円を上限)
    (3)畜産農家が 
     行う有利販売に
     向けた取り組み
    モデル
     U
    ・10円/飼料米1kg

    飼料米購入価格50円/kgと輸入トウモロコシ価格30円/kgとの価格差1/2相当
    (4)モデル検証の
     係る記帳手当
    モデル

    T・U
    ・1農場当たり;20千円
                 稲作農家 6戸
                 畜産農家 2戸

2 部長査定:保留

生産〜流通モデルの検証というモデルUの事業目的は、対象鶏数を給餌における最小規模(1鶏舎)に縮小しても達成可能と考えますので、査定の上、保留とします。

3 復活理由

モデルUの農場では、1ヵ所の飼料タンクにより各鶏舎へ飼料が送られる構造であり、鶏舎の一部のみに給餌する場合は、飼料タンクの新設、飼料を送る施設の改修が必要となる。    この農場の給餌における最小規模で飼料米を給与した卵を確保
  するためには、飼料米として60トンを生産可能な水田10haが必要
  となる。

4 現状及び課題

[ 現 状 ]
    (1)主食米は、消費の減少により、年々価格が低下しており、耕作放
    棄地の増加など生産基盤の脆弱化が危惧されている。
    (2)燃油価格の高騰、米国でのバイオエタノール需要に伴い、輸入ト
    ウモロコシを原料とする家畜飼料価格は高騰し続けている。
    (3)飼料米は、長期保存性、栄養価などトウモロコシに代わる飼料
    として有効。
    (4)飼料米の作付は、水田機能の維持・活用する上でも重要で、米
    と同様の作業体系となり、新たな機械施設を必要としない。
    (5)飼料米の生産は、国内で生産される穀物として、各地で取組が
    始められている。
    [ 課 題 ]
    (1)輸入飼料原料との価格差。
           ・飼料米生産費:98円/kg
           ・輸入トウモロコシ価格:30円/kg  
    (2)稲作農家の所得確保(食用米との価格差)。
           ・食用米価格:244円/kg
    (3)主食米との混合防止(調整保管施設の確保)。
           ・飼料米は収穫量は多いが、食味が悪い
    (4)輸送コスト
           ・配合飼料工場、畜産農家への輸送 

5 モデル地区での検証項目

(1)収量の増加・生産コスト低減技術体系の構築。
     ・移植作業、管理作業、収穫作業、乾燥・調整、組織化
(2)輸送コストの低減・飼料米流通システムの確立。
     ・ほ場の集約化、配送ルート、運搬形態
(3)家畜への給与技術の確立。
     ・配合割合、産卵率、卵黄の色への影響など
(4)飼料米給与による生産物の有利販売への取組。 
     ・ブランド化にむけたPR
(5)水田機能の維持・管理の普及。
(6)トウモロコシ原料に代わる飼料としての定着化。

6 所要経費

    ◆モデルT配合飼料原料(広域流通)
    ◆モデルU自家配合飼料(地域内流通)                               (単位;千円)
 
区  分
稲作農家の所得確保 (水田等有効
活用交付金)
運搬・調整保管経費記帳手当有利販売
活動費
モデル   T     500
(1ha)
      150
   (広域流通
   40
(2農場)
  _
モデル
  U
  5,000
     (10ha)
      900
 (地域内流通)
120
(6農場)
 600
 (定額)
  計   5,500     1,050 160 600
                     
             合計 7,310千円

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求総額 0 0 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0