肥料・燃油高騰対応緊急対策支援事業

＊Ｈ２０国補正予算 「肥料・燃油高騰対応緊急対策事業」

３戸以上の農業者グループによる燃油消費量・化学施肥量の２割以上削減に資する取組に対し、燃油費・肥料費増加分の７割を国が負担する。



→農業者自己負担分３割の１/３を県が単独で助成する。

事業名	事業主体	要求額
肥料・燃油高騰対応緊急対策支援事業	県協議会（県・農業者団体で構成）	事業費 238,329千円 国費 200,328千円 県 費（今回要求額） 38,001千円

＊助成金の流れ

1.県段階で協議会を設置。

2.【国助成金の流れ】

国→県協議会→農業者グループ

3.【今回要求する県助成金の流れ】

県→県協議会→農業者グループ

　本県においても、肥料費が上昇し、農家経営を圧迫している。

〈燃油費関係〉

品目	10aあたりの上昇額（円）	物財費に占める割合 上昇前→上昇後
バラ ブドウ	315,000 84,000	35.3% → 40% 25.9% → 30%

　
〈肥料費関係〉

品目	10aあたりの上昇額（円）	物財費に占める割合 上昇前→上昇後
水稲 二十世紀梨 白ネギ	4,543 7,413 13,770	7.3%　→　10.3% 4.0%　→　 4.8% 7.3% → 9.5%

＊参考 沿岸漁業の例
　上昇額　741千円
物財費に占める割合 39.8% →54.9%

◆燃油費関係

【計算式】

県費負担＝本年度燃油使用量/10a×（本年度の燃油価格−前年度の燃油価格）×0.3×作物別栽培面積×1/3
○ 燃料費支援については、作物別や出荷時期別に燃油

使用量が大きく異なるため、実績に応じて支援。

◆肥料費関係

【計算式】

県費負担＝（本年度の肥料費/10a−前年度の肥料費/10a）×0.3×作物別栽培面積×1/3
○ 肥料費支援については、農林業緊急プロジェクトの試算
　　結果に基づき、基準単価を決定して面積に応じて支援。
　

品目	基準単価 （円／10a）
水稲 梨等果樹 白ネギ等葉菜 スイカ等果菜 ラッキョウ等根菜	200 700 300 400 500

※ 実績に基づく支払方法（国の支払方法）では、実際に施肥量の低減を行ったかどうかを問わず、本年度肥料費の増加に応じて助成額を算定することとなっており、必ずしもコスト低減につながらないおそれがある。

（２） 燃油費については施設園芸用暖房機を使用しているすべての
　　　作物、肥料費は主要農作物について要求額を計算。

燃料費関係		肥料費関係
品目	金額（千円）	品目	金額（千円）
スイカ育苗 イチゴ キュウリ バラ 花壇苗 オリエンタルユリ 洋ラン ブドウ	353 168 134 252 10 101 214 74	水稲 梨等果樹 白ネギ等葉菜 スイカ等果菜 ラッキョウ等根菜	20,368 10,493 2,589 1,660 1,585
合計	1,306	合計	36,695
総合計金額　38,001千円　←　今回要求額