1 事業概要
老朽化し故障が多く、湯やガス等の使用量も多い厨房機器を更新するとともに、衛生管理や児童処遇の向上のために温冷配膳車を新設する。
2 所要経費
(1)業務用食器洗浄機1台、テーブル等(更新) 2,406千円
(2)ガス回転釜3台、据付等(更新) 1,412千円
(3)ガステーブル2台、据付等(更新) 509千円
(4)温冷配膳車3台、コンセント工事等(新設) 5,488千円
合 計 9,815千円
3 現状
(1)業務用食器洗浄機
現機種は、老朽化し、修理が頻繁。湯や洗剤の無駄が多い。人が入り口の食器整列と出口取り出しに各1人必要で労力の無駄がある。
(2)ガス回転釜
釜を傾けるためのウォームギアが磨耗し、作業に危険を伴う。
(3)ガステーブル
バーナーが劣化。大きい鍋を使う頻度が多く、実態に合わない。
(4)温冷配膳車
現状は調理員が調理場から出て食堂のなかで配膳を実施。調理員が調理場と食堂を行き来することは衛生管理上良くない。
また、時間が経つと熱い料理が冷めたり、冷たい料理がぬるくなってしまい、おいしくないばかりか衛生上も良くない。
このため、児童の食事時間に幅を持たせることにも限界がある。
4 目的効果
(1)光熱水費の低減
現食器洗浄機は湯や洗剤が流れ続ける形式であり、ラック毎に流す機種にして水や湯、洗剤を節約する。
また、現ガステーブル及び回転釜は劣化しガスの無駄が多い為更新する。
(2)調理員の安全確保
回転釜を傾けるギアが磨耗しガタを生じ、急に傾き熱い汁物がこぼれ調理員のやけども懸念され、安全確保のため更新する。
(3)衛生管理及び児童処遇の向上
@ 調理場と食堂を調理員が行き来することは衛生管理上好ましくなく、配膳した食事を一括して食堂に引き渡すことが望ましい。
A 調理した食事を熱いまま冷たいまま食事の直前まで保管することは細菌の繁殖を防ぎ、食中毒防止になる。
B 児童の食事時間は将来の社会自立のため幅を持たせ各自が決めており、高等部の食事時間を更に幅を持たせ処遇の向上を図る。
@〜Bは温冷配膳車の整備により可能となる。