現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 農林水産部の県産材「鳥取県ブランド」推進事業
平成20年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

県産材「鳥取県ブランド」推進事業

次世代改革推進本部関連事業(産業振興・雇用確保チーム  食のみやこ鳥取県部会 )

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農林水産部 林政課 県産材販路開拓室  電話番号:0857-26-7297


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
20年度予算計上額 1,350千円 6,926千円 8,276千円 0.91人 0.00人 0.00人
20年度予算要求額 15,950千円 11,818千円 27,768千円 1.31人 0.00人 0.00人

事業費

要求額:14,600千円    財源:単県  (要求額の内訳)  復活:14,600千円

部長査定:ゼロ 

事業内容

1 財政課長査定結果と対応

      ◆財政課長査定結果
      細事業名
      財政課長査定結果
      JAS製材利用推進事業ゼロ査定

      他県の業者との差別化のために、JAS材を安く提供できる手法を検討すべき

      乾燥材「鳥取県ブランド」創出支援事業査定計上(1,350千円)
      ※JAS製材
      JAS規格(JAS法に基づき制定した規格)に適合した品質を有する製材品

      ◆対応

      県産JAS製材の使用に対する助成について、対象となる戸数を精査し(293戸→ 146戸)、復活要求を行う 

2 復活要求額

          146戸×10m3×10千円=14,600千円
                                → ゼロ (査定コメントのとおり)

3 復活要求の理由

      品質が確保され安心できるJAS製材の需要を拡大することにより、コスト低減のきっかけとする
          コスト削減を行うためには、生産量増加によるスケールメリットが必要

      《JAS製材が高価な理由》

          規格(材面の品質、寸法精度)に合致した製品を生産するために生産・出荷段階において品質管理が必要であり、規格に合致しないロス部分の発生も多くなるため


      他産地に先がけてJAS材のニーズに対応できる生産体制を確立することにより、産地間競争で有利。

      ○生産体制が整えば、コスト低減にもいち早く対応可能。

      《現在の状況》

          ●JAS製材の長所(統一された品質基準、強度性能表示の明確化など)に対する使用得感が低いためJAS材のニーズは低く、一般材に比較してJAS製材の生産量は少ない

          (JAS製材の全製材品に占める割合:約10%)
           
          改正建築基準法により、木製品にも品質面で対応が迫られると想定

          ●現状では積極的にJAS製材に取り組んでいる県は多くない

          JAS製材の出荷量が鳥取県よりも多い県

            鳥取県=6,915m3 (0.9%)、全国=765,427m3
          15県
          (JAS製材/全製材品)比率が鳥取県よりも高い県

            鳥取県=10%、全国=7%
          7県

      ○JAS材の需要が高まることを期待して、JAS材の生産をしていこうとする気運が、県内業界に高まっている
          JAS認定の取得に向けた動きを支えるためにも、JAS製材の使用に対する助成が必要

4 事業内容

      木の住まい助成において、差別化により品質向上を図るために、県産JAS製材の使用に対して上乗せ助成を行う

      【助成対象】

          新・木の住まい助成事業対象住宅(県産材を10m3以上活用して建設した一戸建て木造住宅)のうち、県産JAS製材を5m3以上活用した場合
      【助成金額】
          県産JAS製材の使用量1m3あたり10千円(上限200千円)
      【事業期間】
          平成20、21年の2箇年

財政課処理欄


生産量増加によるスケールメリットが必要とのことですが、住宅用構造材がJAS義務化となるのか不明な段階で、非JAS製材とJAS製材との価格差補填の制度を創設するということは、当制度が終了した時点で、事業者の経営を圧迫しかねません。
一方で、JAS製材を活用するために、県民の税金を投入し続けることも困難です。

まずは、JAS義務化の動向を注視しつつ、「とっとり木の家モデル住宅建設」や「木の住まいづくりコンクール」で、JAS製材の活用やPRを図ってください。

なお、当制度によるJAS製材の県内消費を考えるのではなく、他県の事業者との差別化のために、JAS製材を安く提供出来る手法や、ブランド化を検討されるべきと考えます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 1,350 0 0 0 0 0 0 0 1,350
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 14,600 0 0 0 0 0 0 0 14,600
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 14,600 0 0 0 0 0 0 0 14,600
要求総額 15,950 0 0 0 0 0 0 0 15,950

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0