低コスト林業経営推進のための間伐技術の確立

査定額	ゼロ
指摘事項	この事業によりえられる市場調査結果をもとに、２０〜３０年後を見越した施業を指導することは困難であると思います。 　適切な間伐の促進の普及啓発を進めてください。

２　課長要求時からの変更点

• 研究計画の見直し：
  • 緊急性、要望がより高い技術開発に集中
    長伐期施業技術開発→長伐期施業も考慮しつつ、間伐手遅れ森林を適切な森林に誘導する技術の開発へ
  • 材質調査の規模縮小
• 研究内容見直しに伴い研究課題名の変更
  「スギ長伐期施業技術の確立と材質特性の解明」
  →「低コスト林業経営推進のための間伐技術の確立」
• 事業費の削減：１，８７５千円→１，７０４千円
• 研究期間の短縮：５カ年→３カ年

• １０年以上間伐されていない間伐手遅れ林分が約６７％
  →国産材利用への期待は高まっているが、このままでは、鳥取県で生産される木材の価格は低いレベルにとどまってしまう（チップ材：３千円／ｍ^３程度）
• 団地化などにより県産材生産拡大に取り組んでいる。間伐手遅れ林分を改良して普通材（合板用材：８千円／ｍ^３）を生産させる技術が必要。

• 間伐手遅れ林分を適正な森林に改良する施業技術が求められている。
  →「せめて普通材が収穫できるような森林に改良したい！」という森林所有者の声に応える必要がある。
  

• 間伐手法・間伐程度の研究、枝打ち技術の研究

• 材の特質調査、住宅用資材の検討

• 優良林分増加により、林業家の収入増加が期待され、施業意欲向上に繋がる。
• 県の進める人工林の団地化、集約化が推進され、「低コスト林業」が推進される。
• 県産材の信頼が高まり、県産材需要拡大に繋げることができる。