事業費
要求額:40,681千円 財源:単県 (要求額の内訳) 復活:40,681千円
部長査定:ゼロ
事業内容
1 査定結果
@ 和牛再生ステップアップ協議会 計上
A 優良雌牛導入支援 ゼロ
H13〜H19 まで事業実施しているにもかかわらず、効果があったか疑問。生産子牛の県内保留率を高め、雌牛改良につなげるしくみが必要。
B 受精卵移植技術利用促進 ゼロ
増頭が目的となっているが、受精卵産雌牛の出荷制限要件を設けない限り効果なし。負担割合が10/10となっており疑問。
C 増頭を目的とした施設整備支援 ゼロ
無利子資金の活用が可能。来年度の事業者の整備計画も不明。
D 新規参入円滑化支援 ゼロ
無利子資金の活用が可能。施設整備については、「就農条件整備事業(経営支援課)」の活用が可能。来年度の事業者の整備計画も不明。
E 放牧技術の普及 ゼロ
2 復活(追加)理由
A 優良雌牛保留支援(改要求)
- 雌産子の県内保有率を上昇させ、更なる改良を進めるため県内の優良な雌子牛を繁殖用雌牛として一定期間供用する場合にその購入に助成するしくみとする。
B 受精卵移植技術利用促進
- 受精卵移植の産子は能力が高く、雌産子の県内保留率は57.4%(H18)となっており、雌牛の改良に大きな貢献しており、さらに改良を進めするためには、支援の継続が必要である。
C 増頭を目的とした施設整備支援
- 県内の和牛繁殖経営の飼養状況は、10頭以下規模の農家が戸数で87.8%、頭数で51.6%を占めており零細規模の農家が殆どで、繁殖雌牛飼養農家(一貫経営を含む)の認定農業者率も11.2%と低い。
- 無利子融資を借り受け可能な認定農業者となるためには、30頭以上の規模が必要で、県内の和牛を増頭するためには小規模農家の増頭も必要である。
D 新規参入円滑化支援
- 初期投資の大きさから新規参入が進んでいない。
- 経営支援課の「就農条件整備事業」を実施するためには、就農後5年間で年間所得が概ね300万円以上必要であり、小規模農家の新規参入では対象とならない。また、雌牛導入についても対象外である。
- 県内の和牛を増頭するためには小規模農家の新規参入も必要であり、支援策行う必要がある。
E 放牧技術の普及
- 既存の放牧実施地区を展示ほとして使用し、集落や耕種農家の和牛放牧への理解を醸成し、他地域への波及効果を促す。
3 事業内容
A 優良雌牛保留支援
→ ゼロ
(現行補助上限100千円(母牛)が、補助上限なし・標準補助積算110千円(その娘牛)と高額になるのは疑問。)
県内産で父牛又は母牛のロース芯面積、脂肪交雑、枝肉重量のいずれかの育種価又は期待育種価が県内の上位1/4以内の雌牛又は、地域の和牛改良組合が保留すべきと認めた雌子牛を生産者が一定期間繁殖用として供用するため、農協が雌牛を導入する場合の購入費の一部を助成する。
事業実施主体:農協
事業費44,000千円
補助単価:(購入価格−430千円)×1/2
対象頭数:200頭
補助金額:22,000千円
(購入価格の額は、690千円と想定し、肉用牛繁殖基盤総合対策事業[国]の交付金40千円を控除した額)
B 受精卵移植技術利用促進
→ ゼロ
(現行補助率 県1/4・全農1/4が、県1/3・全農1/6となるのは疑問。国奨励金との整理も必要。)
乳用牛等へ受精卵移植をして、和子牛の生産拡大、雌牛の改良を図るため、受精卵購入費の一部を助成する。
事業実施主体:農協、生産者
事業費:6,000千円
負担区分:県1/3、全農1/6
補助金額:40千円×1/3×150卵=2,000千円
C 増頭を目的とした施設整備支援
→ ゼロ (県の嵩上げ補助は疑問。)
(1)牛舎整備
農協等が増頭を目的とし、生産者に貸し付けるための牛舎の整備(改造を含む)に対する助成を行う。
事業実施主体:農協等
事業費:20,800千円(15頭規模3棟、10頭規模3棟、5棟規模(改造)2棟)
負担区分:国1/2、県1/10
補助金額:2,080千円
(2)堆肥舎整備
(1)で行う牛舎整備と一体的な堆肥舎整備に対する助成を行う。
事業実施主体:農協等
事業費:9,600千円(15頭規模2棟、10頭規模2棟)
補助区分:県1/2
補助金額:4,800千円
D 新規参入円滑化支援
(1)施設整備
農協等が新規参入者へ貸し付けるための畜舎・堆肥舎等 の整備に対する助成を行う。
事業実施主体:農協
事業費:19,020千円(20頭規模1棟、10頭規模1棟)
補助率:県1/3、市町村1/6
補助金額:6,339千円
(2)雌牛導入
(1)の整備に併せて行う新規参入者へ貸し付けるための繁殖雌牛の導入に対する助成を行う。
事業実施主体:農協(20頭規模1カ所、10頭規模1カ所)
事業費:10,143千円
補助率:県1/3、市町村1/6
要求額:3,381千円
E 放牧技術の普及 → ゼロ(八頭農林局予算で対応)
既存の放牧実施地区や八頭地方のモデル地区を展示ほとして活用し、集落や耕種農家の和牛放牧への理解を醸成し、他地域への波及効果を促す。
4 要求額
5 事業実施期間
平成20年〜21年度
財政課処理欄
@ 優良雌牛導入支援 ゼロ
16〜19年度の事業によって導入した優良雌牛の産子牛を県内保有するために、母牛購入時より高額の補助を行うのは、持続可能な制度とは思えません。
(現行) 補助上限額 100千円/頭 (今回要求) 補助上限額なし 標準積算額 110千円/頭
A 受精卵移植技術利用促進 ゼロ
産子牛の県内保有57%を向上させる仕組みが必要です。
また、現行の補助率が、県1/4・全農1/4・事業者1/2であるのに対し、今回の要求が、県1/3・全農1/6・事業者1/2となるのは疑問です。
国の新制度の「受胎した場合の奨励金(10千円/頭)」との整理も必要です。
B 増頭を目的とした施設整備支援 ゼロ
牛舎整備に国1/2の補助があるにもかかわらず、県嵩上げを更に1/10行うのは疑問です。
C 新規参入円滑化支援 ゼロ
20頭規模のものは、国の補助制度(国1/2)を活用してください。
なお、市町村の負担については、関係市町村との調整も必要です。
D 放牧技術の普及 ゼロ
経費については八頭農林局要求事業(国10/10)で対応してください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
既査定額 |
729 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
729 |
保留要求額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
復活要求額 |
40,681 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
40,681 |
追加要求額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
保留・復活・追加 要求額 |
40,681 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
40,681 |
要求総額 |
41,410 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
41,410 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
査定額 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |