県立学校への太陽光発電導入事業

１　事業目的

　県立学校における自然エネルギー導入は、環境教育の面からも普及が大いに期待されるところであり、鳥取県版環境管理システム（TEAS）を取得した学校に太陽光発電の導入を行い、TEASや環境教育との相乗効果によるCO2削減を図る。

　TEAS取得の県立学校に太陽光発電を導入する。
　○事業費：1,970千円（−）

【導入設備】

太陽光発電　10〜30kW
【事業計画】
当面は１校の設置を行い、今後の計画的な導入についても検討していく。

H20年度　　設計委託
H21年度　　設置工事

　　経費(設計委託)　1,970千円

（設置工事　30kW級で、36,000千円程度
　　　　　　　　　　　：NEDO補助率　1/2）
【その他】
・導入校では、TEASの取組の中で、CO2排出量、太陽光発電によるCO2削減量等を整理
・導入効果を身近に感じることにより、環境教育や省エネへの一層の取組が期待

※導入経費、採算性、効果等を随時検証し、今後の推進施策、導入計画の立案に反映させる。

　 ○標準事務費：80千円（−）

○県内の2004年度のCO2排出量は、目標（1990年度と同レベル）に対し、27.6％の増加

○自然エネルギーの導入は、CO2削減に有効であるが、導入コストが高く、経済性（事業採算性）等の問題があり、普及が進んでいない。

・県立学校では、H16年度からの冷房設備導入により、CO2排出量が増加傾向

・各校ともCO2削減（及び経費節減）に向けた取組を進めており、TEAS取得も着実に広がりつつあるところ

・節約の努力だけではいずれ削減に限界も予想

【TEAS取得の県立学校の状況】

TEAS�U種　米子南、鳥取工、八頭、倉吉農、岩美、
　　　　　倉吉西、米子
TEAS�V種　鳥取養護

・県立学校への自然エネルギー導入は、教育用の小規模な設備を除くと、進んでいないのが実情

・自然エネルギー導入によるCO2削減が実感できる規模の導入が効果的

・学校に導入する自然エネルギーとしては、現状では太陽光発電が取り組みやすい。

住宅用　　　　7,140kW
民間企業　　　　303kW
県有施設　　　　 50kW
その他公的施設　197kW

県有施設の内訳（全施設）
県庁 10kW、衛生環境研究所 20KW、
県営住宅夕日ヶ丘団地 5kW、県営住宅行徳団地 5kW
大山町頂上小屋 7kW、氷ノ山頂上小屋 3kW