１ 事業の目的
県内の事業者等に対し、県が独自に設けている鳥取県版環境管理システム審査登録制度（ＴＥＡＳ）を普及することにより、県内事業者等の環境配慮活動を促進し、地球環境及び地域環境の保全に寄与する。
２ 事業の内容
（１）ＴＥＡＳⅠ種審査登録機関の認定（維持）
ＴＥＡＳⅠ種に関し、一定の審査能力があるとして要件を満たす機関を県が審査登録機関として認定（維持）する。
（２）ＴＥＡＳⅠ種普及促進事業補助金
要求額 1,300千円 （前年度 1,800千円）
ＴＥＡＳⅠ種の審査の有料化（H19～）に伴い創設した負担軽減制度。
○初回審査に要する経費の助成（５件）
（補助率１／２、上限１０万円）
＜以下、Ｈ１８以前の登録事業者のみ＞
○次回更新までの定期審査に要する経費の助成（８件）
（補助率１０／１０、上限１０万円）
（３）ＴＥＡＳⅡ種、Ⅲ種の審査登録（一部委託）
〔委託料〕：要求額 5,536千円（前年度 2,570千円）
事業所等の環境管理システムの各規格への適合性について審査登録。なお、ＴＥＡＳⅡ種の審査は、（１）の審査登録機関へ委託。
新規＠１０万円×１５件、定期・更新＠７．５万円 ×５０件
その他旅費
（４）【新規】夏休みこどもエコチャレンジ（TEAS夏休み版）の検討
要求額 ０千円 ※Ｈ２１要求予定
①対象 小学校上学年
②内容
夏休みを機会に、こどもが中心となって、家庭の中で環境管理活動を行ってもらうきっかけを作るため、教育委員会と連携して、ＴＥＡＳ夏休み版を検討。（実施は、平成21年度）
１ヶ月間記録等ができるワークブックを用いて、環境配慮の取組を記録し、報告してもらう。ＰＤＣＡが適切に行われていれば、こどもエコチャレンジャーに任命するなどを想定。（任命証と花の種・球根を贈呈）
（５）【新規】ＴＥＡＳ導入セミナーの開催
要求額 122千円 （前年度 0千円）
（鳥取県環境推進企業協議会（ISO14001認証取得企業で構成）との連携事業）
①対象
ＴＥＡＳⅠ種、Ⅱ種の導入を検討している中小企業等
②内容
環境管理システムの意義、ＴＥＡＳ規格の説明、導入事例等
③時期等
半日コースで隔月開催。（東・中・西と巡回開催。計６回）
（６）【新規】ＴＥＡＳ取組校への環境教育・学習アドバイザー派遣
要求額 146千円 （前年度 0千円）
①対象
ＴＥＡＳを取得済み又は取得準備中の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校
②内容
要望に基づきアドバイザーを無料派遣。（学校負担なし）
（７）【新規】ＴＥＡＳサポーター制度の創設（委託事業）
要求額 909千円 （前年度 0千円）
①サポートの対象
ＴＥＡＳを取得済み又は取得準備中の中小企業、学校等
②概要
ＴＥＡＳの構築支援、導入後の活動に関する助言や提案を行う能力のある団体等に対して、サポート業務を委託する。
＜委託先（想定）＞
鳥取県環境推進企業協議会、環境関連のＮＰＯ法人など。
＜委託業務＞
サポートを希望する中小企業等の申込みに基づき、年３回程度の訪問支援・指導（具体的助言、提案等）を実施。
（８）ＴＥＡＳⅢ種（店舗・小規模事業所）のＰＲ推進
現行のエコショップ認定制度（循環型社会推進課所管）をＴＥＡＳⅢ種（小規模事業所）と統合。登録数は、エコショップ３５９店舗を含めて５５０以上の店舗又は事業所となる。
従来のエコショップ制度と同様にⅢ種（店舗・事業所）については、ポスター、ステッカーを作成、提供し、県民へのＰＲを推進。
（９）鳥取県環境推進企業協議会への参画
要求額 10千円 （前年度 10千円）
鳥取県環境推進企業協議会年会費
３ 現状・課題
※（ ）内は、平成１９年９月３０日現在の登録数。
【Ⅰ種】（１１件）
毎年２～３件の新規登録あり。
Ｈ１９から有料化と県の認定する外部機関が審査登録を行う制度に移行。
【Ⅱ種】（３６件）
県立高校が順次取得予定。
比較的取り組み易い規格であり、中小企業等に対する積極的な普及が必要。
【Ⅲ種】（事業所１９６件、学校２４件、家庭・地域１０件）
生活衛生関係営業者（理美容など）の取組が多くを占める。
学校に対して、環境教育の観点から積極的な普及が必要。
４ 所要経費
（１）事業費 要求額 8,023千円 （前年度 4,473千円）
（２）標準事務費 要求額 910千円 （前年度 685千円）