新規-1　鳥由来の人獣共通感染症に関する疫学調査

１　事業の内容
　鳥が関与する人獣共通感染症（ウエストナイル熱・鳥インフルエンザ等）の原因ウイルスについて、水際での徹底した流行監視を行い、早期の検出に役立てる。

(1)県内の死亡鳥及び蚊を用いてウエストナイルウイルスの保有状況を調査する。

(2)県内の死亡鳥を用いて、鳥インフルエンザウイルス保有状況を調査するとともに、ヒト及びブタのウイルス保有状況も併せて調査し、遺伝子解析による比較を行う。

• ウエストナイル熱及び鳥インフルエンザともに、新興感染症及び輸入感染症として予防が重要な疾病であり、ウイルスの侵入を早期に探知する必要がある。

• 新型インフルエンザ対策として、ブタのインフルエンザ流行監視も併せてて行う必要がある。

• ウイルスが検出された場合、必要に応じて国の研究機関と連携を図り、感染拡大の防止に努める。

• 流行監視体制及び検査技術の確立につながる。

• 蚊の防除等、感染防除対策への一助となる。

• 関係機関への早期情報提供により、流行被害を最小限に抑えることができる。（国立感染症情報センター、医療機関等）