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平成20年度予算
11月補正 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:農地調整費
事業名:

耕作放棄地再生実証事業

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農林水産部 経営支援課 農地担当  電話番号:0857-26-7268


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.00人
補正要求額 1,750千円 0千円 1,750千円 0.00人
1,750千円 0千円 1,750千円 0.00人

事業費

要求額:1,750千円    財源:単県  (要求額の内訳)  追加:1,750千円

部長査定:ゼロ 

事業内容

1 事業内容・要求額

事業名
耕作放棄地再生実証事業
(国:「耕作放棄地再生利用推進事業」)
事業内容
耕作放棄地の再生・利用に向けた体制整備や障害物除去等の再生実証試験、再生利用実施計画の策定等を支援する。
事業実施主体
地域耕作放棄地対策協議会
(市町村、農業委員会、農協、農業公社、土地改良区、農業者等の関係機関で構成)
補助対象活動
<国補助事業>
(1)地域耕作放棄地対策協議会の体制整備
(2)耕作放棄地の荒廃状況等の詳細調査、雑草・雑木や障害物除去等の再生実証試験
(3)再生利用のための検討会開催、制度・施策
 等の啓発・普及、農地利用調整活動
(4)耕作放棄地再生利用実施計画の策定
<今回要求事業>
・上記のうち、事業費の嵩張る「雑草・雑木や障害物除去等の再生実証試験」(農地復旧)について、国補助金の不足分を支援
事業費
(要求額)
事業費 12,943千円 (1,849千円×7地区)
  国   費9,443千円・・・・国直接補助 
  県   費1,750千円・・・・今回要求額
  地元負担1,750千円・・・・市町村等の負担
事業実施期間
平成20年度  <国の補正予算額:25億円>
    ※補助金の流れ
    @県段階及び市町村段階で耕作放棄地対策協議会を設置
    A【国補助金の流れ】
       国→県協議会→地域協議会  (県予算を通らない。)
       <協議会の設置運営、計画策定等のソフト経費については、
         国補助金(10/10)で対応>
    B【今回要求する県補助金の流れ】
       県→地域協議会

    ※今後のスケジュール
     <国補助金>
       ○「県耕作放棄地対策協議会」及び「地域耕作放棄地対策
         協議会」の設置(11月)
          →「耕作放棄地対策協議会」は、既設の「担い手育成総
            合支援協議会」を母体に設置予定
       ○交付申請、交付決定(11〜12月)
       ○概算交付(12月)
     <県補助金>
       ○国交付決定の状況により、必要な県費負担額を精査、補助
        金交付(1月〜)

2 要求のポイント

(1)国補正予算「耕作放棄地再生利用推進事業」は、一定額まで
  は国負担10/10の有利な補助事業。(国直接補助)
   →H21概算要求「耕作放棄地等再生利用緊急対策交付金」
    の実施に向けた体制整備や障害物除去等の実証、計画策
    定等の支援
(2)事業費の大部分は国補助金を活用し、国補助金の対象外部
  分(国定額補助の超過分)の1/2を県が補うことにより、取組
  に向けたインセンティブを更に強化
(3)本県の5年間(H12→H17)の耕作放棄地増加率は26.4%
  で全国第3位耕作放棄地の解消は喫緊の課題であり、国施
  策を上回る取組が必要

3 事業の背景

○ 耕作放棄地は年々増加し、平成17年には全国で38万haと
  なり、5年間で4万ha増加。
   本県においても耕作放棄地は年々増加しており、平成17年
  には3,410haとなり、5年前に比べて712ha増加している。
(耕作放棄地率:8.2%(H12) → 11.2%(H17))
○ 発生要因は、農産物価格の低迷による農業離れ、高齢化・労
  働力不足、農地の受け手不足など、様々な事情が複合。
○ こうした中、国は、「平成23年度を目途に農業上重要な地域
  を中心に耕作放棄地を解消する」(経済財政改革の基本方針
  2008)として、耕作放棄地の解消・発生防止に向けた総合的
  な取組を実施する予定。
  ・H20国補正予算「耕作放棄地再生利用推進事業」
  ・H21国概算要求「耕作放棄地等再生利用緊急対策交付金」 
○ 県内においても、耕作放棄地対策は長年の課題であり、今回
  の国の取組は耕作放棄地を解消する絶好の機会。

4 要求額算出基礎

(1)国定額補助の上限額が不明のため、平成21年度概算要求
 で示されている交付金単価「10万円/10a」(荒廃の程度が高
 い農地の再生利用活動費)を国上限額の基礎単価(想定)とす
 る。
(2)地域耕作放棄地対策協議会が必要とする事業費について、
 国補助金の上限額を上回る部分の1/2を県が補助。
 →残余の1/2は、地元負担。(市町村の負担も期待。)
 【計算式】
  ・県費負担=(事業費−対象農地面積×10万円/10a)×1/2
 【倉吉市久米ケ原地区の例】
  ・県費負担=(1,849千円−1.42ha×10万円/10a)×1/2
         =214千円 ≒ 250千円
(3)他に県内6地区で、倉吉市久米ケ原地区と同規模の事業実
 施を希望しているが、現時点で事業費の詳細な積み上げが不
 明のため、倉吉市久米ケ原地区の単価を適用。
  ・250千円×7地区=1,750千円 ←今回要求額
   ※県全体で1,000万円超の事業を県負担175万円で実施
  ・県内他地区の状況
市町村
地  区 名
八頭町
いなば新水園地区
米子市
夜見地区
境港市
中野地区
大山町
持倉団地地区
南部町
山田谷地区
伯耆町
大坂地区

(4)なお、国補助金については最大限の補助額を要望して、可能
 な限り、県費負担の抑制に努める

5 取組の具体例

【倉吉市久米ケ原(大沢前)地区】
  ○果樹園跡地等の農地復元を図るとともに、すいか・飼料作
   物の輪作体系を導入し、連作障害回避や家畜粗飼料の自
   給率向上を図る取組について、土地改良区を中心に地元
   関係者の気運が高まっている。
  ○必要経費
    ・打合せ         30千円
    ・果樹棚除去     600千円
    ・植栽木等処理    913千円
    ・草刈り、耕起、整地 306千円
            (計 1,849千円
  ○なお、本地区は来年度以降も年次計画で耕作放棄地の再
   生利用に取り組む予定。
    (H21:下福田地区、H22:服部地区、H23:立縫地区)

H21国概算要求「耕作放棄地等再生利用緊急対策交付金」
事業実施主体耕作放棄地対策協議会(県段階、市町村段階)
補助対象活動@再生利用活動
    ・障害物除去、深耕等・・・・ 3〜5万円/10a
    ・土壌改良等・・・・ 2.5万円/10a
    →単価は所要額の1/2相当で積算
A施設等補完整備
    ・用排水施設、鳥獣被害防止施設、直売所・ 加工施設等・・・・ 補助率1/2
B営農定着活動
    ・資機材等の初期投資、導入作物の適性確認等・・・・ 2.5万円/10a
事業実施期間平成21〜25年度
概算要求額230億円

【耕作放棄地の定義】
耕作放棄地○「所有している耕地のうち、過去1年以上作付けせず、しかもこの数年の間に再び作付けする考えのない農地」(農林業センサスの統計用語)

【県内の耕作放棄地の状況】           (単位:ha、%)
区 分
経営耕地面積
(A)
耕作放棄地面積
(B)
耕作放棄地率
(B)/(A+B)
2005年
27,169
3,410
11.2
2000年
30,178
2,698
8.2
増 減
△3,009
+712
+3.0
(注)農林業センサス統計(農林水産省)による。

財政課処理欄


 モデル事業でもあり、国補助金(10/10)の対象事業費の範囲内で実施してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 1,750 0 0 0 0 0 0 0 1,750
保留・復活・追加 要求額 1,750 0 0 0 0 0 0 0 1,750
要求総額 1,750 0 0 0 0 0 0 0 1,750

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0