事業費
要求額:1,565千円 財源:単県 (要求額の内訳) 復活:1,565千円
部長査定:計上 計上額:1,565千円
事業内容
1 事業内容
竹材をチップ化するためのチップ工場の生産ラインの改修に要する経費に助成する。
○ 竹チップ生産機材一式(運搬コンベア設置)
1,510千円
○ 工場建物改造工事一式(竹材搬出口拡幅 3m → 4m)
1,361千円
○ 電気設備工事一式(運搬コンベア用)
260千円
事業費計 3,131千円
事業実施主体:鳥取県中部森林組合
補助率:県1/2
2 財政課長査定
○ 査定結果 ゼロ
○ 査定理由 事業者自らが林業・木材産業改善資金等の既 存制度を活用して対応を検討すべき。
3 復活理由
○ 竹チップの受け入れ先である製紙会社は、早期かつ安定納 入を求めており、商機を逸しないために、早急に生産体制 を確立する必要がある。
○ とっとり環境の森づくり事業の実施等で、今後多量に生ずる と予想される竹材を資源として活用するために、受け入れ体 制の確立が急がれる。
○ 林業機械やチェンソーなどに使用する燃料代の高騰、今回 の取組では収益が見込めないなど、経営を圧迫する要因 が多く、現時点での自力での対応が困難である。
4 事業の趣旨、目的
増え続ける放置竹林の解消と、伐採した竹材の有効利用を図るため、製紙パルプ原料として大量消費が見込める竹チップの効率的生産体制を支援する。
中部管内の竹林面積は、平成18年度で696ヘクタールと平成4年度の523ヘクタールに比べ、1.3倍に拡大している。その竹は、スギなどの人工林や天然林に侵入して樹木を枯損させるなど、多大な被害を生じさせている。
竹材を大量に消費する有効利用法の開発については、鳥取県中部森林組合が取り組んでいたが、このたび竹チップを製紙原料とすることで、製紙業者と交渉がまとまった。
しかし、鳥取県中部森林組合のチップ工場には木材用の生産ラインしかなく、早急に竹材対応生産ラインを設置する必要が生じた。