湖山池漁場環境回復試験

　湖山池では近年池内の水がカビ臭を呈する現象が発生しており、毎年池内の魚（シラウオ漁）にも臭いが移り、今年も10月4日に異臭が発生し販売できない事態に陥っている。そのため、カビ臭対策として、湖山池内の主要魚種のカビ臭の季節による違い、さらには環境(水質、泥質)との関わりを把握し、原因を検討する。

2)シジミ増殖試験のステップアップ

　増殖試験（池内にシジミを放流）を行っているシジミについては、本年度に産卵の可能性がみられたことから親貝の量を湖内で稚貝発生が確認できる規模に拡大してステップアップを図る。

　湖山川中流、湖山池のみ口にコイ等の入らない囲い網を設置し、その中にシジミを放流し、産卵後の稚貝の出現状況を観察する。