1.竹林の伐採搬出は本事業の趣旨に沿ったもの
@本事業の趣旨は、健全な森林の育成であり、竹林の拡大により森林の保全が懸念される状況が出てきているため、竹林を対象とすることは趣旨に叶うもの。
A竹林の皆伐を行うことでも一定の拡大防止効果はあり、また、事実上多くの竹林の伐採はコスト面からも皆伐で実施されていることから、こうした一般的手法を導入しないと竹林伐採促進に繋がらない
2.低コスト林業の定着にはまだ時間が必要
@低コスト林業の施策を展開する中で、一部でモデル団地の形成等の取り組みなど、先進的な事例はあるが、低コスト手法の定着化には至っておらず、低コスト林業が一般化するのはもうしばらくの時間が必要
A森林所有者は、伐採・搬出のみならず、これまでの育林コストも考えた上で、搬出間伐すべきか判断しているのが実情。
素材販売収入が間伐経費を上回る状況だけでは、間伐材の搬出が行われるとは言い難い。
3.他事業との棲み分けや単価の区分は困難
○ 造林事業と本事業の実施主体は異なることもあり、また、造林事業(間伐)の完了届けが提出される年度末までに、本事業が実施されるケースも多く、造林事業を対象外とすることは、運営上困難
○ 上記の理由により、造林事業等対象分の単価を別途も設けることも困難
84,500㎥×4,000円/㎥=338,000千円
(内訳)
スギ・ヒノキ :79,200㎥×4,000円/㎥=316,800千円
竹 : 5,300㎥×4,000円/㎥= 21,200千円
間伐材搬出促進事業で対象外としている事業
○治山事業
○とっとり環境の森緊急整備事業
○未整備森林緊急公的整備導入モデル事業