【部長査定】
学校教育で取り組むべき内容であり、教育委員会と連携すべき。同様の事業を行っている企画部とも連携すること。
1 事業概要
小・中学生を対象に、企業技術者等が講師となってものづくり実験教室を開催し、科学技術等に関心を持ってもらうともに、将来的なものづくり人材の育成につながるきっかけ作りを目指す。
2 事業内容
(1)理科実験教室
受 講 生:小学生、中学生 30名程度
講 師:企業技術者
実施回数:年4回程度
実施内容(想定例):
大手企業が実施している理科実験教室とのタイアップ
・日本電気「ガリレオクラブ」
・トヨタ自動車「科学びっくり箱!なぜなにレクチャー」
・シャープ「ソーラーアカデミー」 等
(2)ものづくり教室
受 講 生:小学生、中学生 20名程度
講 師:企業技術者
実施回数:年4回程度
実施内容(想定例):
県内中小企業の技術力を生かしたものづくり教室
○テーマ
電気回路の製作、家電製品の組み立て、金属加工、組込ソフトのプログラミング 等
※高校生、大学生のボランティアがものづくりのサポート、一部の講義を担当
要求額:3,003千円→ゼロ
<県内で実施されている既存の類似事業との比較>
・既存の実験教室は、主に、ブース形式等で幅広い分野の実験を行っているが、実験同士が関連付けて行われているものは少ない。
・今回新たに予定している実験教室では、一つのテーマに沿って様々な実験を行うことを予定しており、既存の実験教室と比べ、実験に対する理解が深まり、理科に対する興味が高まりやすい。
例:日本電気「ガリレオクラブ」でのテーマ
「通信技術」、「半導体」、「温度」
・さらに、生徒が、単発ではなく、複数回継続して受講することで、実験に対する習熟効果が高まり、理科好きな生徒の増加が期待。
・ものづくり教室を併せて実施することで、科学技術、ものづくり等に対する興味・関心がさらに高まることが期待。
・また、企業技術者と子どもたちが触れあうことで、地元企業をはじめとする製造業に対する、子どもたちの関心、注目が高まることも期待。(県内では企業による実験教室はほとんどない。)
3 背景・目的
○子供の理科離れ、ものづくり離れ
・国際的な調査において、日本の生徒は、理科成績の順位は低下傾向。また、理科の勉強を楽しんでいない傾向が顕著。
・指導要領改訂に伴う理科、技術科の授業時間の減少により、実験やものづくりの授業が難しくなっている。
4 期待される効果
・受講者の科学技術、ものづくり等に対する興味・関心が高まり、研究者・技術者となるきっかけ作り
・県内企業への注目が高まり、将来的には就職等へつながる。
・大手企業の実験ノウハウの蓄積・活用
・県外企業から鳥取県の取り組みへの注目・評価
(企業誘致、人材流入への誘因)
・小学校から社会人までの縦のつながりができることで、互いに仕事や勉学へ刺激