鳥取県ふるさとハローワーク設置事業

１　目的
　　　国の行政改革により郡家、境港ハローワークの廃止が決定したが、同地域は県内で特に雇用情勢が悪いことから、鳥取県版ハローワークを設置して、就職支援の充実を図る。

国の職業紹介機能に、県の就業支援機能を付加する

２　事業内容　　　　　 　　　　　　　　　　　　　100　
（１）鳥取県版ハローワークの設置〔要求額：193千円〕
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　→標準事務費枠内対応
　　　八頭郡、境港市の住民への職業相談・紹介、就業支援サービスを提供するため、県版ハローワークを設置する。

　　〔設置場所〕
　　　○郡家ハローワーク　⇒　八頭総合事務所
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（八頭町に対し無償使用許可）
　　　○境港ハローワーク　⇒　境港市役所
　　　　　 　　　 　　　 　　　 　　　 　　　　　　　　7,668
（２）就業支援員（非常勤）の配置〔要求額：8,301千円〕
　　　　　　　　　　　→報酬単価査定、その他標準事務費枠内対応
　　　県版ハローワークに就業支援員を各１人配置し、求職者に対してきめ細やかな就職支援を行う。

　　〔主な業務〕
　　　○職業相談、出張相談、面接同行
　　　○職場体験講習、パソコン基礎講習、若年者就職基礎講座の受講斡旋（若年者就業支援事業、就職困難者就業支援事業を利用）
　　　○職業訓練情報の提供等の能力開発支援
　　　○就職後の職場定着支援　　　

（３）鳥取県雇用対策推進協議会（仮称）の設置
　　　雇用情勢の分析、意見交換等を行う協議会を設置し、雇用対策に係る国と自治体の連携を図る。　　

　　〔目的〕
　　　○県内の雇用情勢の分析
　　　○各種の雇用対策の周知、実行の確保
　　　○相互の意見、要望の調整
　　〔構成員〕
　　　○　　県　：商工労働部長、次長、労働雇用課長ほか
　　　○労働局：職業安定部長、職業安定課長、職業対策課長

３　現状、背景
　○雇用情勢は全国的に改善しつつあるが、鳥取県は低迷状態
　〔11月の有効求人倍率：鳥取県0.73倍（全国35位）、全国0.99倍〕

　○郡家、境港ハローワーク管内の雇用情勢は県内最悪
　〔11月の有効求人倍率：郡家0.47倍、境港0.69倍〕

　　【平成１８年】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：人、倍）

	有効求人数	有効求職者数	有効求人倍率
鳥取	５１，１９１	５３，８４１	０．９５
米子	４２，２５４	５７，７６１	０．７３
倉吉	２１，４８８	２７，９０９	０．７７
郡家	３，３１６	８，５６４	０．３９
境港	６，４０３	１０，２２９	０．６３

　　　　　　（有効求人倍率：全国１．０６倍、鳥取県０．７９倍）

　　⇒　特に郡家、境港は就職支援の充実が必要