1 事業概要
県立学校において、インターネット等をネットワーク上で積極的に活用できるよう、校内LAN、各教室にコンピュータ、液晶プロジェクター等の情報環境を整えるものである。
2 課題
学校毎の運用管理では、担当職員のスキルに格差があり、セキュリティレベルにも格差が発生。
県庁において庶務事務の集中化など業務の集中化・効率化が進み、大幅なコスト縮減が図られており、学校においても同様の対応が必要。
3 教育の情報化整備方針
◇ 安全な情報環境の構築
- サーバの一元管理、運用委託による情報の消失等リスク回避、セキュリティの向上。
◇ 学校の事務量削減
- 教室用パソコン・プロジェクタ整備を各学校発注から教育委員会発注に変更。
- 各学校に配置していたサーバを一元化し、サーバ運用に係る事務量の削減。
◇ コスト縮減
- 教育委員会でのライセンス契約によるソフトウェア費縮減。
- サーバ機器の一元化による学校設置と比較しての機器コスト縮減。
4 教育の情報化発注方針
従来、各学校で行ってきた機器の発注業務について、教育環境課で一括して発注事務を行うことにより、透明性の確保と経費削減及び事務の効率化を図ることとしている。
一括発注は、段階的に実施しているため、県立学校で契約している機器の経費を要求するもの。
5 所要経費
項 目 | 金額 |
教室パソコン・プロジェクタ整備 | 71,636千円 |
学校サーバ整備 | 12,065千円 |
計 | 83,701千円 |
<参考>
教育の情報化の現況
平成12年度〜18年度の7カ年計画で実施
- 全県立学校の校内LANを整備
- すべての普通教室等へパソコン及び液晶プロジェクタ等教材提示装置を整備
- パソコン導入教室の黒板をホワイトボードに変更
- 通信速度を光10Mbpsに高速化
- 県立学校職員に1人1台のパソコンを整備
【学校LAN整備及び教育用パソコンの整備状況】(青字が高等学校関係)
整備年度 | 校数 | 学校名 |
平成12年度 | 3 | 青谷、倉吉西、米子南 |
13年度 | 12 | 鳥取商業、智頭農林、米子、鳥取盲、
鳥取聾、鳥取西、岩美、倉吉東、米子東、
米子西、日野、鳥取養護 |
14年度 | 6 | 鳥取東、鳥取工業、鳥取湖陵、倉吉農業、
米子工業、皆生養護 |
15年度 | 3 | 八頭、境、境港総合技術 |
16年度 | 3 | 鳥取中央育英、鳥取聾ひまわり分校、
米子養護 |
17年度 | 4 | 鳥取緑風、米子白鳳、白兎養護、倉吉養護 |
18年度 | 1 | 倉吉総合産業 |