・県産米は、ブレンド用米主体の販売となっていたため、他県産に負けない良食味米にもかかわらず、消費者、量販店での知名度が低くブランド米となっていない。
・米を一袋買うと、不味くても食べきらないといけないため、消費者は新しい銘柄にはなかなか手を出さない傾向がある。
・県産米は、他県に比べロットが小さいため、各産地がバラバラにPRしても効果が低い。(県外米販売業者の意見)
・県を挙げて鳥取県産米のPRと、試食等を通して県産米のおいしさを知ってもらう必要がある。
・有機米生産者等農協を利用しない生産者もあるため、農協等ではなく、県が包括的な販路拡大に取り組む必要がある。
このため、生産者、生産者団体等と一体となって、品種構成の見直しや有利販売による農家の所得向上を目的とした米ビジョンを策定中。
食のみやこ鳥取県をPRするフェア等において、県産米の試食販売等を実施し、県産米のおいしさを知ってもらうとともに、アンケート調査により消費者ニーズを把握する。
その上で、調査結果を生産者、生産者団体へフィードバックし、県産米の販路開拓、販売促進に活用する。
【県の取り組み】
○PR資材の作成
・県産米のおいしさ、栽培環境の良さを伝えるイメージポスターや県内のこだわりの米を紹介するパンフレットの作成
・試食サンプル用小袋のデザイン作成
○試食およびアンケート調査の実施
・県産米の試食アンケート調査の実施(アンケート協力者に試食サンプル提供)
・調査結果を生産者、農協等へ情報提供
【生産者、農協等の取り組み】
○試食用の米の提供
○PR用サンプル等の作成、提供
・県作成デザインを使用した試食サンプルの作成
・アンケート回答者プレゼントの提供(抽選で10kg袋送付等)
○消費者ニーズを踏まえた商品開発、販路開拓
・試食アンケート結果を踏まえた販路開拓、販売促進