1 概要・背景
■昭和45年に設置した県営住宅田後港団地については、入居需要が無いこと及び耐震性を有していないことから、必要性・経済性の観点を踏まえ、用途廃止に向けた取り組みを行ってきたところ。
■今年度に入り、全入居者の転出が終了したため、当該県営住宅の解体工事を実施するもの。
<参考:田後港団地用途廃止に係る経緯>
・H19年3月:耐震性を有していないことを確認
・H19年4月:内部協議により用途廃止方針が決定
・H19年5月:管理代行先の岩美町に対し用途廃止方針説明
・H19年8月:入居者説明会を開催
・H20年6月:全入居者転出終了
2 要求のポイント<早期解体着手の必要性>
■建物を空家状態のまま放置した場合、不法家屋侵入等による犯罪行為または事故などを引き起こす恐れが有。
■耐震性を有していないことから地震発生時の近隣家屋等への被害を懸念。また老朽化が進行しているため(築後38年経過)、外壁、高架水槽などの落下により人身・物損事故が発生する恐れも有。
3 所要額
工事請負費:24,400千円(税込み)
<工事費内訳>
・建物本体解体:17,500千円
・基礎杭引抜:6,900千円
<解体建物概要>
・建設年度:昭和45年
・構造・階数:鉄筋コンクリート造・5階建
・延べ面積:831.6m2
・住戸数:10戸(建設当時20戸。平成4年に2戸1改善を実施)
※設計委託に要する経費については予算流用協議済み