収蔵庫整備事業

１　事業概要

〔植物収蔵庫としての施設条件〕

１	害虫類の侵入を防ぐため、気密性が高いこと。
２	盗難や火災等から資料を守るためのセキュリティが高いこと。
３	害虫やカビ類の増殖を防ぐための十分な温湿度管理ができること。
４	本館との頻繁な移動が容易な敷地内か近隣場所に立地すること。
５	県民や研究者の閲覧希望にも対応できること。

２　部長査定結果

要求額　　　２７，６１２ 千円

査定結果　 ゼロ

「博物館全体の収蔵品の保管状況について、未利用財産の活用を前提として、再検討してください。」　

３　未利用施設の活用案との比較

案	経費（千円）	メリット（○）、デメリット（×）
敷地内に 新築する案 （復活要求案）	２７，６１２	○ 資料整理、登録業務や管理のための 　　本館との行き来が容易 × 東町分庁舎の改修案に比べ、初年度 　　の改修費が高い。
東町分庁舎 を改修して 使用する案	１４，００６	○ 復活要求案に比べ、初年度の改修費 　　が安い。 （× 残りの耐用年数を考えると、むしろ 　　　割高）　 × 耐震上危険 　　昭和38年度建築で老朽化が著しく、耐　　震基準も満たしていないので職員や閲　　覧する来館者にとって危険 × 使用が可能となる平成24年度以降の 　　耐用年数が10年程度と短い × 今後、多額の施設維持管理費が必要

４　復活要求

〈 復活要求額 〉　２７，６１２ 千円

〈 復活の理由 〉

・現在、植物収蔵庫として活用可能な未利用施設の
　活用も検討したが、安全性、改修や維持管理に係
　る経費を考えると、復活案が適当。

・収蔵スペース不足が深刻化していること及び虫害
の発生・拡大の恐れが大きく迫っていることから、
　収蔵庫の整備は、緊急に対応すべき問題。
　　（平成18年度決算審査特別委員会からも、
　　　「早急に収蔵場所を確保すべき」との文書
　　　指摘を受けたところ）