事業終了の理由
一定の成果があがったため。
１ 概略説明
新規除草剤の本県における適用性を確認するとともに、水稲作および大豆作で近年問題となっている難防除雑草の効率的な防除法を確立する。
２ これまでの成果
・ スルホニルウレア系除草剤に抵抗性を示す水田雑草の県内分布状況を把握し、それらに有効な新除草剤をいくつか確認した。
・ 転換畑大豆作における難防除外来雑草を同定し、県内分布状況を把握した。
・ 大豆作難防除雑草に対する既存除草剤の効果を確認した。
・ 新除草剤「大豆バサグラン」の難防除雑草に対する除草効果、大豆に対する安全性を確認した。
３ 事業の効果
・ 抵抗性雑草に有効な除草剤が地域の栽培暦に採用され、雑草の取りこぼしが減って、追加の除草剤散布が減少した。
・ 大豆バサグランの普及により、手取り除草が減るとともに、省力的であるが中間除草に課題のあった不耕起栽培の安定化に貢献した。
４ 残された問題点
・ 大豆バサグランの効果の低い雑草がある。
・ もともと雑草の多い圃場では除草剤の効果が不十分で、依然として雑草防除に失敗する例が多い。
５ 問題点に対する対応
新規課題で解決を目指す。