1 事業内容
〈概要〉
産地が実需者と連携して行う商品開発や生産流通体制等の課題解決に要する経費を一部補助。
(※)生産振興課との協働実施
要求額 500千円×6品目=3,000千円
2 背 景
〈消費・販売の動向〉
・近年、農産物においても特定な量販店用のオリジナル商品の需要や、外食・中食・加工などの業務用需要、産直志向等ニーズ が多様化。
〈生産者やJAの動き〉
・産地の中には、加工用・業務用対応への取組みの兆し、直販の取組みがあるものの、新たな需要や販売ルートに対して不安があり、商談に応じられない。
実需者や消費者のニーズに応えられず、ビジネスチャンスを喪失 |
〈アグリビジネスモデル研究会の設立〉〔平成19年度〕
・多様なニーズに対応する商品開発の可能性や、新たな流通・販売方法等を検討する場を設置。【構成メンバー:農業団体、県】
3 目 的
実需者と産地と連携して行う新しい産地づくり(商品開発)を支援することで、多様なニーズに対応できる産地の実現と農家所得の向上を目指す。
〈事業の流れ〉
事業主体 | 年度 | 内 容 |
県 | H19 | ○各JA単位でアグリビジネスモデル研究会を開催
・品目の決定
・産地の現状分析・課題整理
【品目】
白ネギ(3JA )、
アスパラガス・キャベツ・ニンジン(各1JA ) |
アグリビジネスモデル研究会 |
H20〜 | ○ビジネスプラン作成支援(課題解決支援)
・商品開発
・栽培技術確立
・コスト計算と経営試算
・生産流通体制
○ビジネスプランの実践支援
・商談会 ⇒ 試験販売
・商品PR
・産地育成 |
〈H20年度のポイント〉
(1)JA中心の取り組みから、農業生産法人など生産者を取り込んだ取り組みへ
(2)実需者(消費者)が参画した取組みへステップアップ
(3)需要に応じた技術開発やコスト計算等課題解決に向けた現地フォローアップ
4 期待される効果
(1)多様なニーズに対応できる産地づくりによるビジネスチャンスの獲得と農家所得の向上に貢献
(2)産地におけるマーケティングに精通した人材の育成と産地の自立を促進