1 事業の目的・概要
ブラジル・サンパウロ州にある第二アリアンサ移住地(鳥取村)へ日本語指導員(教員)を派遣し、現地での日本語指導及び日本・本県の文化紹介等を行うことにより、ブラジルとの交流や本県の国際化、国際理解教育を推進する。
2 事業の背景
(1)第二アリアンサ鳥取村は、大正15年に鳥取県海外協会が現地に土地を購入し、入植が始まった。現在の鳥取村には約35世帯(本県出身は3世帯)、約150人が居住している。
(2)鳥取村ではこれまで日本及び本県の文化が受け継がれ、日常的に日本語が使用されてきた。しかし、移住3世、4世の世代となった今日ではほとんど日本語が通じなくなり、本県の文化も失われつつある。
(3)県はブラジル鳥取県人会からの陳情を受け、平成6年から第二アリアンサ鳥取村日本語学校へ指導員1名を継続派遣している(現在8代目。平成20年3月帰国予定)。
(4)指導員は現地において若手リーダー的役割をも果たしており、現地住民は現職教員の派遣を希望している。
3 平成20年度派遣概要
派 遣 者:鳥取県内の現職教員(*)
派遣人数:1名
派遣期間:1年間
(平成20年4月〜平成21年3月)
派 遣 先:第二アリアンサ鳥取村日本語学校
*派遣期間は最長2年(原則)。派遣中の指導員は現在1年目であり、本人が希望すれば派遣期間を延長する。延長を希望しない場合は、教育委員会を通じて公募する。
4 所要経費(標準事務費)
普通旅費(渡航旅費、宿泊料、日当)
消耗品費(日本語指導用消耗品など)
通信運搬費(通信・郵送費用)
手数料(公証人手数料)