1 事業概要
(1)台湾へのサマースクール団の派遣
台湾台中県との青少年交流を通した相互理解、国際理解をさらに促進させるため、一昨年に続き本県の中学生からなるサマースクール団を同県に派遣する。
(2)交流協議団の派遣
台中県とは財政問題や過疎地対策等の行政課題を共有していること、また活発化してきた鳥取県との幅広い交流を効率的に支援することを目的として、その促進の基盤である行政分野での交流を推進するために交流協議団を派遣する。
2 事業の目的・効果・背景
(1)台湾へのサマースクール団の派遣
○本県と台湾台中県とは、これまで赤梨穂木の輸出等農業や震災復興面(平成12年西部地震)での交流を進めてきている。それらのほかにも、青少年や観光・文化、経済等幅広い分野でのさらなる交流が促進している。
○台中県からはサマースクール団を平成17年度、19年度に受け入れており、18年度には三朝町の中学生をサマースクール団として台中県に派遣した。
○本青少年派遣、受入事業は双方にて大きな成果を得ており、今後とも青少年の双方向での交流を更に発展させ、台湾からの修学旅行客の誘致、台湾からの観光客増加の呼び水とする。
○今年3月には三朝町が石岡郷と交流促進協定を締結するなど、市町村の国際交流にも大きな影響を与えている。
(2)交流協議団の派遣
○財政問題、過疎地対策、女性の人材登用制度などの課題を台中県と共有しており、また学ぶべき点も多いことから、2007年に引き続き、交流協議団を派遣し台中県の状況につき研究する。
○平成18年1月の知事訪台時、同7月の張副県長訪鳥取時も、台中県との行政交流の重要性につき双方から提案がなされている。
○活発化してきた幅広い交流を効率的に支援するためにも、その促進の基盤である行政分野での交流を推進する。
3 事業内容
(1) 台湾台中県への青少年交流団の派遣事業
(イ)実施時期 7〜8月頃(予定) 5泊6日
(ロ)訪 問 団 17名
県内の中学生 15名
鳥取県(交流推進課1、CIR1) 2名
(ハ)交流・事業内容
青少年交流、意見交換会、文化体験、ホームスティ等
(ニ)日 程
1日目 | 米子→仁川 |
2日目 | 仁川→台北→台中
台中県表敬・学校交流 |
3日目 | 学校交流・台湾文化体験 |
4日目 | ホームスティ・送別交流会 |
5日目 | 台中→台北→仁川 |
6日目 | 仁川→米子 |
(ホ) 費用負担
○鳥取県・・・鳥取県〜台湾(台北市)間の交通費
※ 帰国後、「情報交換会」(仮称)への参加等、台湾 との交流機運の醸成に協力していただくことを考慮
し、交通費については県の負担とする。
○参加者・・・台湾での宿泊、食事、移動経費など上記以 外の経費
※ 台中県側(台中県教育局)は、来年度鳥取県から のサマースクール団を受け入れることについて同意済。
(2)交流協議団の概要
(イ)時 期:2008年秋 3泊4日
(ロ)団構成:財政問題・過疎地対策・女性人材登用制度・ 防災対策・産業振興等のテーマを候補に、選択して団 員を構成。
(ハ)協議結果は発表会等にて報告。
(二)行 程:
第日 | 内容 |
1日目 | 米子→仁川 |
2日目 | 仁川→台北→台中
交流協議等 |
3日目 | 交流協議、現地視察等 |
4日目 | 台中→台北→仁川 |
5日目 | 仁川→米子 |
(3)所要経費 4,737千円
(イ)台湾へのサマースクール団同行 259千円
(ロ)サマースクール団渡航費 2,536千円
(ハ)交流協議団の派遣 242千円
(二)標準事務費 1,700千円