1 概要
無形民俗文化財の後継者育成と保存伝承を図るため、保存伝承活動の支援と、民俗芸能の公開・普及を行う。
2 背景・現状
民俗芸能=地域の重要な資源として注目されている。
<問題点>
- 過疎化・少子高齢化による担い手不足。
- 価値・位置づけの不明瞭化→担い手の伝承意欲の低下。
- 伝承を支援する補助・助成制度の浸透が不十分。
3 事業内容
(1)保存伝承活動の支援
@地域民俗芸能再生事業 1,762千円(1,799)
地域と子どもたちの交流に基づく、民俗芸能の保存伝承活動等の団体活動を支援。
A民俗芸能連絡会の設立 276千円(489)
保存団体相互の情報・意見交換、交流の場を提供するとともに、外部への民俗芸能の魅力発信を行う、連携組織を設立する。
- 設立準備会開催(東部・中部・西部 各1回)
- 設立総会開催(中部)
*県の役割は会設立までのアドバイザー。将来的には参加団体の自主的な運営への移行を目指す。
B「鳥取の民俗芸能」作成【新規】 1,312千円
鳥取県内の民俗芸能をジャンル毎に集大成したDVDブックスを作成。
- 民俗芸能が本来持つ意味や価値、位置づけを解説。
- 文字・静止画だけでなく動画も用いる。
- 平成20年度からは、鳥取県を代表する民俗芸能である「麒麟獅子舞」を取り上げる。
(2)民俗芸能の公開・普及事業
@第44回郷土の民俗芸能大会
6,374千円(5,633)
- 開催日 11月中旬
- 場所 米子コンベンションホール
- 出演団体 県内5団体、県外1団体
A第50回中国・四国ブロック民俗芸能大会
419千円(1,163)
B民俗芸能保存団体イベント出演事業【新規】
1,084千円
他課主催のイベントで、オープニングなどの時間をもらい、民俗芸能団体に出演してもらう(旅費のみ支給)。
- イベント数 9回(東部・中部・西部×3ヶ所)
- 出演団体数 各1団体