【事業の目的と背景】
「地域住民と連携した狐川自然環境再生支援事業」の継続実施
水質汚濁の著しい狐川において、NPO「狐川を美しくする会」をはじめとする地域住民が主体となり、「有用微生物群(EM)」※ を利用した水質浄化対策を試験的に行い、当該対策の有効性を検証するとともに、地域住民の環境再生に関する気運を高める。
※有用微生物群(Effective Microorganisms : 「EM」という。)とは。
自然界にある微生物の中でも、有用な微生物を集めたもので、さまざまな汚れをきれいにして腐敗菌を抑える働きをもっているもの。
例)乳酸菌、酵母菌、光合成細菌
【事業内容】
○事業実施期間 : 平成19年度〜平成20年度(2ヶ年)
○対象区間 : 新松並橋〜池端橋(L=450m)
○実施主体 : 狐川を美しくする会(会長:山田幸夫)
◎EM発酵液による浄化対策の実施
平成19年度に引き続き、資材(EM菌)を購入し「EM発酵液」を作成・投入して、当該浄化対策を継続実施する。(資材購入費を当該事業により補助交付。)
◎効果検証
平成20年度の各期末に水質調査を行い、平成19年度のデータと併せ、効果を分析・検証し、今後の実施にかかる問題点について整理を行う。
なお、水質調査は県(衛生環境研究所)が実施する。
【必要経費】
C=120千円
平成19年度に購入した器材(培養器、タンク)を継続使用するため、材料購入費のみ要求。
【役割分担】
◎狐川を美しくする会 : 会員(地域住民)自らが、浄化対策を継続的に実施する。
◎鳥取市 : 狐川を美しくする会の事務局として、補助金交付の手続きを行うことをはじめとし、当会の浄化対策実施が円滑に行われるよう関係機関との調整を図る。
◎県(河川管理者): 浄化対策に要する材料費を交付することと、水質調査を行って集計後、効果の検証を行う。