現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 水産振興局の海の美味しさ発見調査事業(鳥取県水産資源の科学的解析によるブランド化)
平成20年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産試験場費
事業名:

海の美味しさ発見調査事業(鳥取県水産資源の科学的解析によるブランド化)

次世代改革推進本部関連事業(産業振興・雇用確保チーム  食のみやこ鳥取県部会 )

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水産振興局 水産試験場 海洋資源室  電話番号:0859-45-4500


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
20年度予算計上額 3,104千円 3,502千円 6,606千円 0.46人 0.10人 0.00人
20年度予算要求額 3,259千円 3,844千円 7,103千円 0.46人 0.10人 0.00人

事業費

要求額:1,927千円    財源:単県  (要求額の内訳)  復活:1,927千円

部長査定:計上   計上額:1,772千円

事業内容

1 課長査定結果 一部計上

    • 旬のデータ調査、カニのブランド力アップ調査については、現状の流通・販売面で実用化できる技術なのか疑問があります。

2 復活要求趣旨
    • ハタハタサワラは近年漁獲量が増え、県を代表する魚種に成長
    • これら鳥取県産魚はおいしいにもかかわらず、消費者等に説明できるきちんとした科学的根拠がない
    • おいしさや優位性を解明し、科学的に説明できれば、県外にも大いにPR(打って出ること)が可能
    • 公的で調査開発能力のある水産試験場科学的解析を行い、業界がブランド化を図ることで、価格向上や消費拡大が期待できる

3 課長要求時との変更点
区 分
対 応
変更点
@旬のデータ調査要求する魚種の絞込み
(4→2魚種)
脂質量の測定費減
(1,870→352千円)
Aカニのブランド力アップ調査要求しない
B新商品開発基礎調査計上
4 事業内容及び所要経費
内容・主要経費
共同研究
 @現場測定機器のソフト用開発
    →脂質量の化学分析結果と現場測定機器とのデータ相関よりソフト(検量線)を作成
 A季節別・地域別の優位性の証明
    →脂質量を化学分析
    (ソフト開発するためにも必要)
鳥取大学
農学部
・脂質量の測定(鳥大委託)352千円 ○
                  (要求どおり)
・近赤外線分光光度計購入1,575千円 1,400千円


5 各業界の取り組み(データ活用)

主体

取り組み内容

漁協、PR推進協議会 など

  • 旬の時期や何がおいしいのかをPR
  • 水揚げされた魚の脂質量を随時測定
  • 脂質量が基準以上の魚をブランド化

漁業者、
卸・仲買業者

  • 脂質量が高い時期へ漁獲努力をシフト
  • 新たに脂質量ごとに魚を選別し流通

加工業者、
小売店

  • 用途にあった利用(脂あり→干物、脂なし→煮干)
  • 季節ごとの脂質量を見越した加工品の安定生産
  • 魚ごとの脂質量の店頭表示販売(おいしさ保証)

6 効果
    • 高品質でおいしい水産物の価格向上が見込まれるとともに、差別化によるブランド化に貢献
    • 消費者においしさが保証された水産物を購入してもらうことで、消費拡大が図られる
    • 中央市場等で品質が評価されれば、県産魚全体のイメージアップにつながる

7 県が実施する理由
    • 水産物の販売方法については、優位性やおいしさの表示(脂質量表示等)が主流になりつつあるが、漁協等ではその調査・開発することができない
    • 公的試験研究機関が調査・開発することにより中央市場や消費者等から信頼感を獲得
    • サワラなどの魚種は瀬戸内地方より漁獲量が上回るようになっており、PRによりブランド化を図る絶好の機会

8 他県の成功事例

<島根県浜田市>

      浜田水産物ブランド化戦略会議(漁協、市、県、他 計11団体)
          脂質含量を保障したどんちっちあじ、のどぐろを販売
          ブランド化により単価29%アップ、消費者に好評

財政課処理欄

 備品については金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 1,332 0 0 0 0 0 0 1 1,331
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 1,927 0 0 0 0 0 0 0 1,927
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 1,927 0 0 0 0 0 0 0 1,927
要求総額 3,259 0 0 0 0 0 0 1 3,258

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,772 0 0 0 0 0 0 0 1,772
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0