【総務部長査定結果(要旨)】
・ 文化学習機能の維持については、既存人員で対応可能であり、技術主任増員の必要性は低い
・ 開館10周年の記念イベントについては、通年のイベント開催経費等により開催できるよう内容を工夫して実施すること
・ 梨の専門知識を有する者の配置や、体験学習講座等の開催及び営業担当者によるエージェント訪問などの業務が指定管理者により確実に履行されるよう、適切な公募条件を設定すること
【知事要求額】 総務部長査定額どおり
1 目 的
鳥取二十世紀梨記念館は、平成18年4月から観光客への集客活動を取り止め、県直営で運営してきたが、民間による自由度の高い管理運営や旅行エージェント等への営業活動が柔軟に行えるよう、平成21年度から指定管理者制度を導入する。
【県直営から指定管理にすることのメリット】
[誘客活動]
旅行エージェント等への柔軟な営業活動が可能になる
(営業交渉の際の斡旋手数料の即決、スピーディーな宣伝活動など)
[物品販売]
梨関連商品等の積極的な試食・販売が可能になる
(館内試食と併せての加工品、みやげ品、グッズの販売など)
[利用料金制]
営業努力(収入増)の成果を管理者に付与することにより、さらなる魅力づくりにつながる |
2 背 景
○ 平成17年度まで観光集客機能を基軸として管理運営を委託し、誘客を図ってきたが、県直営化に伴い、観光客誘致のための集客活動を中止
→ 職員数の減(H17:15名→H18:10名)
→ 旅行エージェント等への営業及びクーポン券の廃止
→ チラシ、リーフレットの配布など施設PRの中止
→ 県中部地域の観光関係者等との連携を取り止め
○ 直営化後、観光客(大人の入館者)が大幅に減少
H15〜H17平均: 大人 67,200人
↓
H18、H19平均: 大人 46,380人
○ 県中部地区観光関係者等から中部圏域の観光拠点施設としての観光機能充実の要望
[ H19. 8 経済・雇用キャビネット(中部)での意見 ]
・ 駐車場等館外での出迎えがなくなった。
・ 勝手に見てください。 という施設になった。
[ H19.11 倉吉市要望 ]
・ 中部地区の重要な観光施設として、集客を目的としたPR活動やイベントを積極的に実施
3 公募に当たっての前提条件
[基本方針]
◇ 県中部地域の観光拠点施設として、県内外から多くの来館者を集客できる運営体制を整える。
◇ 梨に関する文化学習機能を基軸としながら、企画展示を充実させ、館の魅力向上を図る。
◇ 梨産地との連携を図るとともに、梨に関するPRを通じて果樹の振興に資する。
[入館料]
(現 行) 大人 200円/子ども 無料
(改正案:上限)大人 300円/子ども 150円
※ 料金体系の見直し理由:館の魅力向上のための経費に充当
4 指定管理者の指定方法
公募による指定
5 指定期間
5年間(平成21年度〜平成25年度)
6 限度額
481,830千円
(単年度委託料精算)収 入 21,828千円
支 出 118,194千円
差 引(委託料)
96,366千円
( 参 考 ) 指定管理の導入に向けた平成20年度の取組
[集客体制の充実]
企画観光担当職員1名を配置し、温泉旅館、観光団体及び観光施設との連携を強化し、企画イベントPR
・ 中部観光施設ネットワーク(約30施設で構成)への加入
・ 中部地区の旅館、観光施設等へポスター掲示、PRチラシ配布(毎月更新)
・ 三朝温泉の各旅館の客室にPRチラシを備え付け
・ 「スーパーはくと」にポスター広告を掲示
[集客イベントの充実]
・ ナシ新品種食味比較体験
・ 梨まつり(H20.9.13〜15 3日間)の開催
・ 二十世紀梨親木のストラッププレゼント(H20.5.3〜6)等
[企画展の充実]
・ 二十世紀梨親木と木乃実神社の歴史展
・ なつひめ、新甘泉などの梨の新品種企画展(新品種はどうやって作られるか)等