【財政課長査定の内容】
○ニューツーリズムを活用した観光振興を図るためには、まずは地域の体制づくりが優先されるべきであり、県が単に普及啓発だけを行っても事業効果は低い
【査定結果への対応】
○地域における自発的な組織づくりを待っていては、県内での取組みが推進しない。組織の体制づくりも含めて普及啓発を行うことで、幅広い観光商品を提供し、滞在型観光を推進する必要がある。
1 現状(課題)とその対応策
○ 社会環境の変化等により、旅行者のニーズは「見学型」から「体験型」「交流型」「学習型」に変化
→ 個人手配型の旅行が増加傾向のなかで、ニューツーリズムに対するニーズも確実に増加
○ 鳥取県観光の明日を考える懇談会においても、グリーンツーリズム、エコツーリズムの重要性について意見あり
○ 本県では、観光コーディネーター、観光プロモーターを設置し、旅行会社と連携した観光客(団体客)誘致を実施中
→ ニューツーリズムについては、個人旅行が中心であり、個々のニーズに対応すべく多様な体験メニューづくりが必要であり、現状では対応困難
○ 農林水産業と観光の連携促進
「経済・雇用振興」キャビネット委員からの意見
農林水産業と観光を連携させる必要がある |
↓ これを受けて検討会を開催
農林水産業と観光との連携による地域振興方策の検討会(H19.9.19)における意見
<グリーンツーリズム>
・ 農家民泊と農業体験をセットにした取り組みは将来性がある
<クラインガルテン>
・ 体験メニューを数多く作り、旅館等と連携していく必要がある
・ 施設整備を行うより、民間宿泊施設を活用した方が良い |
→ これらの課題を解決し、農林水産業と観光の連携を推進するために、先進地から専門家等を招聘し、成功事例を知ることで県内への普及啓発、体制づくりを行う必要がある
<先進地(例)>
南信州観光公社(長野県飯田市)、ピッキオ(軽井沢地域)
松本市四賀地区、兵庫県多可町(クラインガルテン)
2 事業内容
<復活要求分>
ニューツーリズムの講演会や意見交換会の開催(820千円)
・ ニューツーリズムの意義や目的
・ 地域資源を生かした取組みの推進方策
・ 実施に向けた課題の解決
<既計上分>
@ 修学旅行向けメニューの課題整理(545千円)
A 広報、情報発信、誘客活動(標準事務費)