【システム機器の更新整備】
1 背景・・・平成16年3月にリース開始した110番受理等の業務を行う「通信指令・総合指揮システム」のリース期間が終了。
2 機器更新の考え方
5年保守込リース(契約期間H21.3.1〜26.2.28) |
(1)システムプログラムは現行のものを利用する。
(2)端末機器等で老朽化の激しいものは、機器更新整備する。
(3)ラック等、消耗が少なく使用に耐えられる物品は再リースし、使用する。・・・経費節減のため。
(4)車両をより迅速に事件・事故発生現場へ誘導することが可能になる車載式端末システム(カーロケーターシステム)を、交番用小型警ら車13台に増強整備する。
3 査定内容
債務負担行為要求額・・・453,857千円
↓
査定額 ・・・358,838千円
増強については進度調整)
4 必要経費(月額保守込リース料)(単位;千円)
| 更新機器契約 | 現契約 |
契約期間 | H21.3.1〜 H26.2.28 | H16.3.1〜 H21.2.28 |
当初契約 | − | 8,452.5 |
更新(機器入替に伴う設置 ・調整経費等含) | 5,867.6 | − |
再リース | 1,469.5 | − |
車載式端末システム増強 | 355.4 | − |
計 | 7,692.5 | 8,452.5 |
5 調整要求理由・・・債務負担調整要求額 95,020千円
(1)カーロケーターシステムは、車両の位置情報等を通信指令課と交換できるよう市販のカーナビゲーションを特別にカスタマイズしたもの。5年使用後では、ハードディスクの保証期間を経過するため、障害発生が多くなり今後5年間の使用には耐えられない。
また、平成22年には、通信方法が変更になり、現有機では通信を行えなくなるため。
(2)警ら活動を強化する中で、24時間勤務の交番からの事件現場等への臨場数増加は、本システムの当初整備時の予想を超えており、交番用小型警ら車への機器搭載が急がれる状況にある。
システム更新時以外に、別途交番用小型警ら車に機器増設すると、システム調整・車両搭載経費が割高になってしまうため、この時期に併せて増強するのがもっとも経済的となる。