1 事業概要
○米子−ソウル国際定期便を運航するアシアナ航空に対して着陸料、施設使用料等を支援するとともに、「米子−ソウル国際定期便利用促進実行委員会」を通じた利用促進を図る。
○利用促進については、平成19年度下半期の搭乗率向上緊急対策を継続する。
○搭乗実績の向上による収益改善を目指して、利用促進事業の充実強化等による路線の維持発展をアシアナ航空と連携して実現する。
2 現状・背景
○8月の日韓航空当局間協議で、成田・羽田を除き、日韓相互に乗入地点及び便数制限が撤廃、航空自由化が実現。
→ 地方路線の大競争時代の到来
→ 高収益路線への集約化、不採算路線の整理・合理化
○8月のアシアナ航空による米子−ソウル国際定期便の運休決定は、交渉の結果保留され、当面の運航は継続
3 目的・期待される効果
(1)目的
○北東アジア時代の山陰両県の発展を目的として、利用促進を図りつつ、米子−ソウル便の運航継続を図る。
(2)期待される効果
○地域居住者の便益 → 年間約2億3千万円
・アクセスに要する時間の短縮効果、交通費の削減効果
○韓国人来訪者による経済波及効果 → 年間約3億6千万円
○その他の効果
・企業誘致のアピールポイント
・地域産業の国際化・高度化
・江原道をはじめとする北東アジア諸地域との国際交流の推進に寄与
・定期便が就航していることによる、税関等CIQの機能の確保
・県民が開かれた窓を持つことによる国際感覚の醸成 等
4 事業内容及び所要経費
●アシアナ航空や関係団体等が、路線の維持発展を図る活動に対して、県として支援
(1)着陸料、施設使用料等の支援
76,793千円(76,793千円)全額を債務負担行為設定済
対象経費 |
補助率 |
補助金額(千円) |
着陸料、保安料、
航行援助施設利用料 |
3/4 |
36,528 |
空港ビル施設使用料 |
10/10 |
34,675 |
ハイジャック検査業務 |
10/10 |
5,590 |
(2)米子ーソウル国際定期便利用促進実行委員会負担金
○実行委員会事業費(韓国観光公社等連携事業を除く。)
38,000千円(9月補正後+2,000千円)
(内訳)
県 14,000千円
(うち、10,000千円は債務負担行為設定済)
市町村・民間等 24,000千円
| H19 | H20要求 |
当初 | 9月補正 | 計 |
県 | 10,000 | 2,000 | 12,000 | 14,000 |
市町村・民間等 | 20,000 | 4,000 | 24,000 | 24,000 |
計 | 30,000 | 6,000 | 36,000 | 38,000 |
○韓国観光公社等連携事業
4,000千円(9月補正後)
(内訳)
県 2,000千円(全額債務負担行為設定済)
公社 2,000千円
| H19 | H20要求 |
9月補正 |
県 | 2,000 | 2,000 |
韓国観光公社 | 2,000 | 2,000 |
計 | 4,000 | 4,000 |
●その他
標準事務費 940千円(940千円)