県民の科学振興事業

１　背景・目的

○　将来にわたる地域の産業・文化の創出と発展・活性化には自ら考える知の地域づくりが必要。その基盤作りに科学技術の振興は不可欠。
○　特に次代を支える青少年に対し、身近な科学に触れ科学の素晴らしさを体験・実感させ科学的思考力を養う機会を継続的に提供していくことが重要。さらに普段触れることのできない最先端の科学や一流の科学者を招致、科学に対する興味関心をより高い知的創造力へ高めることに寄与する。
○　科学に親しむ環境の整備は、地域の知的地盤を強化するための将来に必要な投資。

（１）「とっとりサイエンスワールド２００８」

�@内　容
　　数学、理科などの科学分野をテーマに、一流の学者、研究者に触れる講演や、科学実験ショーなど、科学を楽しみながら学べるイベントを実施。
�A対象：中高大学生、県民一般
�B実施形態：委託（コンペ方式）
（想定＝鳥取県数学教育会､(財)日本科学技術振興財団等。
　県内外は不問）
�C委託費：４，０００千円

（２）科学教育振興補助事業＜2,000千円＞
�@内　容
県内科学関係者からなる団体が実施する科学実験教室などの開催を支援。東中西各域で実施、地域や対象に併せて様々な企画を立案、関係者同士で連携協力し実施。

�A対象：小中学生
�B期日：周年を通して10回程度実施
�C実施主体：わかとり科学技術育成会
（県内の大学、学校関係者、ＮＰＯ法人等からなる科学技術の振興を目指す県内横断的な任意団体）

※　H11年度よりボランティアによる地道な活動を継続してきた科学イベント｢とっとりこども科学まつり｣事業で構築された科学関係者のネットワークを活用。各構成員が持つ科学の知的資源の共有を図り、県内科学振興の基盤固めをねらう。
�D補助額：２，０００千円（10/10）

（３）平成基礎科学財団への賛助会費ほか

�@内容
財団主催でノーベル賞級の一流科学者の講演や｢楽しむ科学
教室」などを実施（過去３回実施）
�A対象：高校生、大学生（理数系に興味のある生徒･学生）
�B実施主体：(財)平成基礎科学財団(事務局:東京都)
�C負担金：６００千円（県民１人当たり１円）

○理事長　小柴昌俊（2002年ﾉｰﾍﾞﾙ物理学賞受賞）
○設立年　2003年
○目的　応用研究だけでなく、基礎科学、純粋科学に光を当て基礎科学のおもしろさがわかる教育を普及

（４）その他＜標準事務費　868千円＞