1 事業内容
医薬品及び診療材料等の購入・在庫管理等を一事業者に委託(SPD方式(※)を採用)することにより、購入費の削減と業務の効率化を図る。
※SPD(Supply Processing & Distribution)とは…
物品の在庫管理、発注、払出、搬送等の業務を一元化するシステム。適切な在庫管理、業務の効率化、購入価格の低減化等が期待できる。
項目 | 概要 |
対象物品 | ・医薬品(麻薬等を除く。)
・診療材料、消耗品(日用品、文具、雑品)
|
委託業務 | 購入、在庫管理、搬送、データ管理等 |
契約期間 | 3年6か月(H21.10〜H25.3) |
業者の選定 | プロポーザル方式
→提案を比較し、購入費ができる限り削減でき、かつ、対象物品の安定供給を図ることができる業者を選定 |
事業の総額 | 約82億円
○購買監査の実施
3か月毎に業者から納入数量と仕入価格の報告を受け、病院の支払額が適正か否かの監査をコンサルタント会社が実施。 |
2 現状・背景
・診療材料は、既にSPDを実施。(H18.10〜H21.9)
・医薬品(試薬を含む。)は、12社のディーラーと取引。
・薬剤師が日々の在庫管理等、薬剤師でなくてもよい業務を行っている。
3 目的・効果
(1)薬品費・診療材料費等の削減
・在庫管理システムの導入により在庫の適正化が図られる。
(不良在庫の削減等)
(2)業務の効率化
・日々の在庫管理・発注業務が不要
→ 薬剤師が病棟における服薬指導等の業務に専念できるとともに、薬剤管理指導料の算定件数の増が見込める。
・搬送・回収業務の簡素・効率化
・支払業務の簡素化
4 スケジュール(案)
年度 | 概要 |
H20 | ・調達公告(1月上旬)
・プレゼン
・業者選定(3月下旬) |
H21 | ・契約(4月上旬)
・事前準備(現在庫管理システムとの調整、薬剤部や各病棟など現場との業務調整、発注システム検証等)
・運用開始(10月予定) |
5 債務負担行為額:8,207,515千円
(単位:千円)
区分 | H21 | H22 | H23 | H24 | 計 |
医薬品費 | 584,715 | 1,169,429 | 1,169,429 | 1,169,429 | 4,093,002 |
診療材料 | 567,399 | 1,134,797 | 1,134,797 | 1,134,797 | 3,971,790 |
消耗品等 | 6,229 | 12,458 | 12,458 | 12,458 | 43,603 |
小計 | 1,158,343 | 2,316,684 | 2,316,684 | 2,316,684 | 8,108,395 |
委託費 | 12,270 | 24,540 | 24,540 | 24,540 | 85,890 |
賃借料※ | 1,890 | 3,780 | 3,780 | 3,780 | 13.230 |
小計 | 14,160 | 28,320 | 28,320 | 28,320 | 99,120 |
合計 | 1,172,503 | 2,345,004 | 2,345,004 | 2,345,004 | 8,207,515 |
※医薬品のSPDに係るシステム賃借料