現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 農林水産部の肥料価格高騰緊急プロジェクト推進事業
平成20年度予算
9月補正 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

肥料価格高騰緊急プロジェクト推進事業

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農林水産部 農政課 企画調整室  電話番号:0857-26-7257


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.00人
補正要求額 3,635千円 0千円 3,635千円 0.00人
3,635千円 0千円 3,635千円 0.00人

事業費

要求額:3,635千円    財源:単県  (要求額の内訳)  追加:3,635千円

部長査定:保留   保留額:3,635千円

事業内容

1 現状・課題


    世界的な穀物価格の高騰のなかで、燃油や肥料をはじめとする営農資材等が大幅に値上がりし、農業の収益性の悪化が懸念される状況となっており、この高騰が、農業経営を逼迫させることがないよう持続可能な農業を営めるようにすることが緊急の課題となっている。

     ○肥料成分値上り程度 りん酸:3倍(前年比)
                     窒素、カリ:2倍(前年比)

     ○肥料費の高騰について              (単位:円/10a)
     作 物 名 高 騰 前 (6/30まで) 高 騰 後
    (7/1以降)
    差 額 上 昇 率
    (%)
     水   稲 10,004 14,547 4,543 45
    二十世紀梨 32,470 39,883 7,413 23
     白 ね ぎ 41,872 55,642 13,770 33
     す い か 23,788 34,237 10,449 44
     らっきょう 48,534 66,299 17,765 37
     ブロッコリー 37,698 48,037 10,339 27

2 目的


農業資材の高騰に伴う農作物の生産コストを縮減するために以下の取組を行う。

  (1)土壌分析機器が整備されていない農協の営農センター(地
      区)に、肥料の削減指導に活用する土壌分析器の導入を支  援することにより、施肥量等の適正化を推進する。
      ◎施肥量の削減 → 土壌分析後、直ちに対応可能

  (2)野菜等の農作物の施肥技術体系を見直した展示ほ場を設
する。本年、秋作より可能な作物で実施
      ◎施肥量の削減、肥料成分が同じで安価な肥料の使用
        (例)安価な肥料:尿素(粒)、硫安
       →展示ほの生育状況を観察して、普及を図る。

これらの取組により、収量・品質を低下させることなく、より安価な肥料を使用する取組を推進することにより、安定的な営農の継続を図る。

3 期待される効果

(1)土壌分析器の導入
土壌分析の実施 → 適正施肥の判断 → 肥料コストの低減

(2)展示ほ設置
省施肥型  → 収量・品質の → 省施肥型 → 肥料コストの
展示ほ設置    確  認     栽培の拡大   低  減

(3)農家の施肥に対する意識の改革
経験ではなく、科学的根拠に基づいた施肥を行う農家意識の改革

3 事業内容

(1)携帯・設置併用型土壌分析器整備事業
現在、農協では土壌分析を営農指導に活用している事例はごく一部に限られていることから、農協における土壌分析体制の整備を行うことにより、農家の経験による肥料散布から科学的データに基づく肥料の施用に転換し、農家の肥料コストの低減を図る。
 土壌分析機器と当初の分析にかかる試薬等は補助事業で整備するものの、その後のランニングコストは農協負担とする。

注)ランニングコスト(1検体7項目検査する場合) 1,200円/検体

 要求額 3,035千円
 事業費 6,070千円 (10台×607千円)
 事業内容 土壌分析機器10台(607千円/台)
 の整備
 事業実施主体 農業協同組合 
 補助率 1/2
 事業実施期間 平成20年度

(2)生産コスト縮減展示ほ設置
農家が過去に経験のない施肥量の削減や新しい肥料を使用した場合、地域の土壌や気象条件に合わないことなどにより、品質や収量に影響が出ることに対する農家の不安を解消するため、実証ほ場を設置する。

 要求額(事業費) 600千円
 事業内容 展示ほ 30か所 (1か所20千円)
 事業実施主体 県
 事業実施期間 平成20年度

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 3,635 0 0 0 0 0 0 0 3,635
保留・復活・追加 要求額 3,635 0 0 0 0 0 0 0 3,635
要求総額 3,635 0 0 0 0 0 0 0 3,635

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 3,635 0 0 0 0 0 0 0 3,635
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0