1 事業概要
低コスト林業の重要な基盤である作業道を整備する者に対して支援を行う
補助事業者:市町村(間接補助事業)
実施主体:市町村、森林組合、造林公社、森林所有者、林業者の組織する団体、施業受託者、鳥取式作業道開設士
2 補正の背景・理由
○最近の燃油の急激な高騰により作業道開設事業費が
年度当初より約3%〜8%程度上昇する見込み
○このため、事業者の作業道整備に対する意欲が減退する恐れ
○作業道の開設は、林業の低コスト化、機械化、労働負荷の
軽減、適正な森林管理、林業所得の向上などに寄与し、林業
基盤整備の根幹をなすものであるため、対応策が必要
3 対応策
○燃油高騰を踏まえ、補助単価の改正を行う
改正後の単価の適用は、10月末までに事業完了(現地完了)
していないものを対象
4 事業者等の声
○燃油高騰で開設経費負担が当初の見込より増加する
○最近の急激な価格上昇で、燃料費に占める免税額のウエイトが相対的に下がり負担が増えるので対策をお願いしたい
要求内容
当初予算額 82,764千円(国費:46,972、一般財源:35,792)
今回要求額 3,792千円(国費: 2,314、一般財源: 1,478)
合計 86,556千円(国費:49,286、一般財源:37,270)
内訳(千円)
区分 | 事業費 | 要求額 | 国費 | 一般財源 | 保全税
(参考) |
森づくり作業道
(国交付金事業)
国費1/2
一般財源1.5/10 | (86,940)
91,297 | (56,611)
59,343 | (43,470)
45,648 | (13,141)
13,695 | (11,487)
12,098 |
森づくり作業道
(単県事業)
一般財源5/10 | (16,068)
16,682 | (8,034)
8,341 | (0)
0 | (8,034)
8,341 | (4,740)
4,928 |
鳥取式作業道
(国交付金事業)
国費1/2
一般財源1.5/10 | (5,400)
5,673 | (3,410)
3,687 | (2,700)
2,836 | (710)
851 | (250)
261 |
鳥取式作業道
(単県事業)
一般財源5/10 | (26,244)
27,196 | (13,122)
13,598 | (0)
0 | (13,122)
13,598 | (4,838)
5,027 |
市町村
附帯事務費 | (34)
34 | (17)
17 | (17)
17 | | |
県
附帯事務費 | (1,570)
1,570 | (1,570)
1,570 | (785)
785 | (785)
785 | |
計 | (136,256)
142,452 | (82,764)
86,556 | (46,972)
49,286 | (35,792)
37,270 | (21,315)
22,314 |
差引増減 | 6,196 | 3,792 | 2,314 | 1,478 | 999 |
※( )は20年度当初予算
単価試算例
○簡易設計用単価 鳥取式作業道以外 幅員3.0mの場合
土工単価平均 当初 593円/m⇒補正後 627円/m(5.7%増)
※複数設定してある単価の平均をとったもの
○単県作業道用単価 鳥取式作業道 幅員2.5mの場合
土工単価 当初 899円/m⇒補正後 934円/m(3.9%増)