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平成20年度予算
9月補正 一般事業  知事要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:金融対策費
事業名:

企業自立サポート事業(制度金融費)

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商工労働部 経済・雇用政策総室 経営支援チーム  電話番号:0857-26-7453


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 10,273,194千円 9,059千円 10,282,253千円 1.19人
補正要求額 15,427千円 0千円 15,427千円 0.00人
10,288,621千円 9,059千円 10,297,680千円 1.19人

事業費

要求額:15,427千円    財源:単県   追加:15,427千円

知事査定:計上   計上額:15,427千円

事業内容

要求の概要

 原油・原材料等価格高騰により経営状況の悪化した中小企業に対して、新規融資枠の創設や特別利率の設定などの金融支援を行う。

    ※平成21年3月31日までの時限措置。

    ○小規模事業者融資(仮称)の創設

       中小企業小口融資と旧小口融資を補間する新たな資金枠を創設し、基準利率と融資利率の差額分の利子補給を行う。
      (H19.10の責任共有制度の開始に伴い、融資条件が変更)
    【補完の内容】(旧小口融資と条件は同じ)
      ・対象者 商業・サービス業 5人以下→10人以下
            保証債残高 1,250万円以下→8,000万円以下
      ・限度額 1,250万円→1,500万円
            (小口融資との合計1,500万円以下)
      ・利率  特別利率:1.67%(変動金利)の新設
            ※小口融資についても新設を要求
    【利子補給】
      ・金融機関の基準利率年2.7%と融資利率1.95%の差にあたる0.75%分について県が金融機関に利子補給を行い、末端利率を下げる。
      小規模事業者融資(仮称)
      <新規制度>
      中小企業小口融資
      <既存制度>
      対象者小規模事業者(従業員20人以下(商業・サービス業10人以下)で、既保証と合わせた保証残高が8,000万円以下の者小規模事業者(従業員20人以下(商業・サービス業 5人以下)で、既保証と合わせた保証残高が1,250万円以下の者
      融資対象・期間運転資金:5年以内(据置6月以内を含む。)
      設備資金:7年以内(据置1年以内を含む。)
      同  左
      限度額1,500万円(ただし、中小企業小口融資との合計残高1,500万円以下)1,250万円
      利率1.95%(変動金利)1.95%(変動金利)
      保証料率(県補助部分)0.95%〜1.23%0.95%〜1.23%
      担保無担保無担保
     ※保証料率は県補助額を控除した後の借主の実質負担率。 

     ※県及び市町村の損失補償なし。

     ※県と市町村の負担割合

       ・中小企業小口融資 県:市町村=2:1

       ・小規模事業者融資 県のみ

    ○特別利率の創設(追加)
    @ 対象資金

      中小企業小口融資、経営改善対策特別資金、
      小規模事業者融資(仮称)
     A 特別利率
      1.67%(変動金利) ※通常利率:1.95%(変動金利)
      ※既存制度の新規参入(経営革新貸付)と同率とした。
     B 適用要件
      次のいずれかに該当する場合に限る。
      @最近3か月又は直近決算期の売上高が前年同期に比べ
      5%以上減少
      A最近3か月又は直近決算期の営業利益がマイナス(赤字)

    ○経営改善対策特別資金の拡充
      経営改善対策特別資金(借換資金)の借換可能回数の増
      1回 → 2回

要求額

利子補給額:15,427千円
(内訳)
小規模事業者融資(仮称)
3,437千円
特別利率中小企業小口融資
2,567千円
小規模事業者融資(仮称)
642千円
経営改善対策特別資金
1,353千円
経営改善対策特別資金
7,428千円

○小規模事業者融資(仮称)
  融資枠2,750,000千円×県補助率0.75%×2月/12月=3,437千円
○特別利率
    @中小企業小口融資
    融資枠11,000,000千円×県補助率0.28%×50%×2月/12月=2.567千円 ※対象企業を50%と想定。
    A小規模事業者融資(仮称)
    融資枠2,750,000千円×県補助率0.28%×50%×2月/12月=642千円
    B経営改善対策特別資金融資
    融資枠5,800,000千円×県補助率0.28%×50%×2月/12月=1,353千円
○経営改善対策特別資金
H20.6末残高10,611,402千円×県補助率0.28%×50%=7,428千円

※今回の小規模事業者融資(仮称)の新規創設により、信用保証協会保証料助成も増額となるが、既存予算枠内で対応予定。

要求の理由

・急激な原油・原材料等価格高騰によるコスト増に対して、価格転嫁が十分に行えない小規模事業者を中心に、経営状況が急速に悪化。
・責任共有制度の導入に伴い、近い将来、小規模事業者の資金繰りの悪化が懸念される。
・資金力の脆弱な小規模事業者、外部環境の変化により経営状況が急激に悪化した中小企業に対して、返済負担の軽減等の資金繰りの緩和を実施する必要がある。

県内中小企業の経営状況等

【鳥取県企業経営者見通し調査報告〔H20.4〜6〕(統計課)】
○景気判断は19年1〜3月期から6期連続、経常利益判断は18年1〜3月期から10期連続で悪化。今後見通しも悪化。
○資金繰り判断は19年4〜6月期から6期連続で悪化。来期には余裕がない企業が36%に達する見込み。
○経営上の問題点として、昨年秋以降、原油・原材料等価格の高騰が急速に増加し、要因のトップになった。
○価格上昇分の価格転嫁率(全産業):約3割(鳥取銀行調査)

 【中小企業等の声】
◇原油高による経費増が収益を圧迫。値上げ要請すれば取引を辞める等の話になり、価格転嫁できない。(化学工業)
◇原油高により経費が30%程度負担増となり、収益を圧迫し、減益の要因となっている。(食料品製造業)
◇ガソリン、食料品の値上げなどから消費マインドが冷え込み、来客者は減少。(小売業(商店街))
◇10年前と比較して燃料費が1600万円増加して赤字を計上。(卸売業(建材))
◇原油高によるコストの上昇分が運賃に転嫁できず、収益性の低下は限界、経営に耐え難い。軽油取引税の軽減若しくは廃止、燃料代の補填を要望。(運送業)
◇経営環境の悪化により資金繰りが厳しいためか、小口融資の反復利用(借換)等、小規模企業の借入れスパンが短期化。(商工会・商工会議所)

金融支援に係る要望・意見

○小規模事業者に対する金融支援の充実
  • 原油等価格の高騰や責任共有制度の導入に伴い、近い将来、小規模事業者の資金繰りの悪化が懸念される。旧中小企業小口融資に準じた制度の創設を要望。
○企業の返済負担の軽減
  • 金利負担の軽減。
  • 返済負担軽減のため、借換による融資の一本化、長期化が必要。経営改善対策特別資金(借換資金)の充実を要望。

財政課処理欄

 

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 10,273,194 0 0 0 0 0 0 9,979,719 293,475
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 15,427 0 0 0 0 0 0 0 15,427
保留・復活・追加 要求額 15,427 0 0 0 0 0 0 0 15,427
要求総額 10,288,621 0 0 0 0 0 0 9,979,719 308,902

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 15,427 0 0 0 0 0 0 0 15,427
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0