■自然公園等維持管理
1 事業の概要
・東部総合事務所管内において、県が設置した自然公園施設の維持管理を実施。
2 背景(現状と課題)
・近年、自然や文化とのふれあいなどを求める人々が年々増加傾向。
・特に、中高年層を中心としたハイキング・登山ブーム、健康志向等からウォーキング愛好者等が増。
・自然歩道をはじめとした自然公園施設は、今後展開が活発化するエコツーリズム等に活用できる豊かな材料を提供し、鳥取県の大きな財産。
・昭和50年代から、各種自然公園施設の建設整備ラッシュ。
(中国自然歩道:昭和52〜57年)
・県が設置した休憩舎、トイレ、自然歩道等の施設は多数。
・その後、多くの施設が老朽化し、経年劣化や災害等により崩壊、破損しているところ。
・補修等の迅速な対応により、利用者の安全確保・快適利用を保つことが急務。
3 事業内容・所要経費
1)施設管理委託(委託料) 7,089千円(4,967千円)
・自然歩道の管理費について見直し。→(労務単価等が実勢にそぐわない)
・芦津吊橋について定期的な安全点検を実施。→(H17の大規模改修から3年が経過)
(委託内容)
@打合せ協議、A計画準備、B点検調査、C報告書作成、D照査
内訳 | 金額(千円) |
便所等施設管理委託 (8施設) | 3,553(3,553) |
自然歩道等管理委託 (168km) | (増)2,606(1,414) |
芦津吊橋安全点検委託 | 930(0) |
2)施設維持補修(工事請負費) 15,632千円(11,128千円)
・市町からの点検報告、自然保護監視員(レンジャー)の巡回点検を基に補修個所を洗い出し。
・特に利用者の安全性を考慮し危険度の高いもの、また、利用頻度の高い場所から優先的に選定。
内訳 | 金額(千円) |
氷ノ山登山道(仙谷コース)補修 | (臨) 1,950(0) |
近畿自然歩道(鴨ヶ磯)補修 | (臨) 3,938(0) |
中国自然歩道(若杉越)補修 | (臨) 4,563(0) |
中国自然歩道(雨滝)補修 | (臨) 5,181(0) |
4 今後の施設管理方針
・維持管理のあり方の見直し。
○施設の無償管理委託及び委譲の推進(施設管理費の軽減)
(委譲実績:鳥取砂丘駐車場、氷ノ山キャンプ場)
(調整物件:鳥取砂丘東公衆便所 他)
○利用頻度の低い施設については、廃止等を検討
○NPO法人等、民間活力の導入
(H19.10.11:鳥取県東部自然保護連絡会の発足)
■自然保護行政事務
1 事業の概要
・自然公園法、鳥取県立自然公園条例に基づく許認可等事務を実施。
2 背景
・自然公園は、自然公園法及び鳥取県立自然公園条例により、優れた自然の風景地を保護するため、一定の行為が制限されている。
・県の権限で処理する許認可等の事務について適正な審査等が必要。
3 事業内容・所要経費
※)所要経費は事務費(標準事務費)のみ
・工作物や広告物等の設置等の行為許認可事務(自然公園法第13条)
・違反行為等の指導事務(自然公園法第13条、第30条)
・その他環境省への報告、経由事務等
○東部総合事務所管内の自然公園(3箇所)
@国立公園:山陰海岸国立公園
A国定公園:氷ノ山後山那岐山国定公園
B県立公園:西因幡県立自然公園
○許認可等事務実績数
年度 | 許認可実績数 |
H17 | 87(国立:69、国定17、県立1) |
H18 | 98(国立:87、国定10、県立1) |
H19(H19.10現在) | 63(国立:51、国定9、県立3) |
■標準事務費
1,565千円(1,554千円)
(内訳)
自然公園等維持管理分 1,317千円(1,306千円)
自然保護行政事務分 248千円(248千円)