現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成20年度予算 の 総務部の新鳥取県史編さん事業
平成20年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:総務費 項:総務管理費 目:一般管理費
事業名:

新鳥取県史編さん事業

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総務部 総務課 公文書館  電話番号:0857-26-7632


トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
20年度予算計上額 16,368千円 39,582千円 55,950千円 5.20人 2.00人 0.00人
20年度予算要求額 18,073千円 43,185千円 61,258千円 6.20人 2.00人 0.00人
19年度予算額 15,981千円 36,780千円 52,761千円 5.20人 2.00人 0.00人

事業費

要求額:18,073千円  (前年度予算額 15,981千円)  財源:単県 

課長査定:計上   計上額:16,368千円

事業内容

1 事業の目的

 鳥取県が歩んできた歴史を明らかにし、郷土に対する県民の理解と愛着を深めるとともに、貴重な歴史的資料を県民共有の財産として後世に伝え、さらには、歴史に関わる人材を育成することにより、地域文化に活力を与える。。

2 経過・現状

    • 平成18年4月、県史編さん室を設置。編さん委員会および7つの専門部会を設置し、当面10年間の編さん方針と事業計画を策定
    • 平成19年度、事業計画に基づいて調査研究等を実施
      3 事業概要
    1. 旧「鳥取県史」後の発見や研究の発展のあった事項、また旧県史で十分に取り上げられていない事項の調査研究
    2. 各時代の重要史料の翻刻・刊行
       「鳥取県史資料編」(H27年までに24巻を計画)
    3. 調査研究の成果を、県民にわかりやすく提供
    • 「鳥取県史ブックレット」の刊行(H27までに32冊を計画)
    • 県史シンポジウム・出前講座等の開催
4 事業内容

区分

主な課題

H19までの実績

H20事業計画

経費(千円)
上段は前年

組織等共通

編さん方針・編さん計画の検討と、編さん事業の推進

・編さん委員会、専門部会の運営
・室員5人(原始古代と中世は兼務)

○編さん委員会(年2回)
○専門部会(年2回程度)
○原始古代担当専門員1名の増員【新】

(862)
943

原始古代

・県内主要遺跡の情報を集成し、資料編を作成。
・発掘されたが未報告、および未発掘の重要遺跡について基礎的調査が必要。

・資料編の巻構成(4巻)、掲載予定約700遺跡を決定
・未報告重要遺跡の内、六部山古墳群(鳥取市)出土物の調査
・三崎殿山古墳(南部町)の航空写真撮影測量調査

(18年度調査済み「古郡家1号墳報告書」の21年度刊行を検討)

(1,565)
0

中世

・県内中世史料が散逸のおそれ
・旧県史に未収録の関係史料が県外に多数存在、悉皆的調査が必要。
・五輪塔などの中世石造物の調査

・県内中〜西部の中世史料調査
・東京大学史料編纂所所蔵の未活字史料(影写本)の調査
・既刊史料集からの県関係史料の抽出
・旧赤碕町・旧大山町の石造物調査

○県内史料調査(採寸・写真撮影等)
○県外史料調査(京都・山口・島根・岡山)
○既刊史料集からの県関係史料の抽出
○県内石造物(五輪塔・宝篋印塔等)の調査

(519)
778

近世

・旧県史に掲載できなかった重要史料(藩政資料中の「家老日記」や、大庄屋・村庄屋文書等)が多数存在。
・県内東中西ごとに、古文書所在情報を収集、主要文書の解読、刊行。

・「家老日記」の解読(江戸時代前期40年間解読完了予定
・各市町村の古文書所在リストの作成
・中部地区重要文書現地調査

○主要文書現地調査(中部地区2年次目)
○史料解読(家老日記等)

(2,126)
2,755

近代

・未刊行の基礎的史料を解読、刊行。
・廃棄のおそれが大きい民間(地区・企業・団体等)の史料の所在調査。

・「鳥取県歴史」(明治初期に国へ提出した書類)の解読(年度中に4割程度完了見込み

○「鳥取県歴史」の解読、校訂、解題執筆
○民間資料調査(東中西各1カ所)

(2,094)
2,198

現代

・戦中戦後を体験した世代の高齢化により、貴重な体験が記録されないまま失われるおそれ。
・現代の基本資料の収集

・手記募集@戦争体験131件応募あり
・手記募集A戦後体験(募集中)
・聞き取り調査実施に向けた検討
・大山村兵事資料、長島愛生園ハンセン病関係資料等調査

○手記編@「孫や子に伝えたい戦争体験」の刊行
○手記編A「戦後復興と昭和のくらし」の編さん
○聴きとり事業(歴史的体験者6名程度×3回)
○鳥取県民の満州移住に関する現地調査

(219)
957

民俗

・旧県史に民俗編がなく、体系的な県の民俗誌がない。
・過疎、高齢化により、伝統的民俗が急速に失われている。
・民具は破棄、散逸が進み用途を知る人も急激に減少。

・地域民俗調査として県内を7地区に分けて1年1ヶ所を調査することに決定。
・県内民俗関係文献目録作成(1155件)
・地域民俗調査(東部山間部)を実施。
・民具調査として日吉津村民俗資料館所蔵民具1124点(10/11現在)の写真撮影、採寸を実施。簡易目録作成。

○地域民俗調査(東部海岸部)
○テーマ別調査(7つの課題)【新】
○民具調査(鳥取市佐治歴史民俗資料館を予定)

(1,410)
3,319

テーマ

・鳥取県にとって重要で、時代を越えて扱うべきテーマについての調査が必要。

・第1次として「松葉ガニ」をテーマとして調査することを決定。

○「松葉ガニ」に関する資料調査(2年次目)

(64)
64

普及啓発

・編さん事業の成果を、速やかに、わかりやすく県民に伝える。
・編さん事業に県民参画の場を設け、地域の歴史を語れる人材を育成する。

・19年度中にブックレット3冊刊行予定(「江戸時代の鳥取と朝鮮」「明治鳥取の消費生活」「鳥取県の無らい県運動」)
シンポジウム「鳥取の民俗再発見」
・県史編さんボランティア(古文書解読、石造物調査、民具調査)の募集、組織化。

○ブックレット3冊(中世、現代、テーマ)
○シンポジウム「歴史の語りと聞き取り(仮)」20年12月、倉吉
○県史編さんボランティアの運営

(433)
375

(標準事務費)




(6,684)
6,684

合計




(15,981)
18,073

財政課処理欄

 
 

区分
H20事業計画
経費の主な変更点
経費(千円)
上段は前年
査定(千円)
上段は前年
組織等共通○編さん委員会(年2回)
○専門部会(年2回程度)
○原始古代担当専門員1名の増員【新】
変更なし
(862)
943
943
原始古代(18年度調査済み「古郡家1号墳報告書」の21年度刊行を検討)
(1,565)
0
0
中世○県内史料調査(採寸・写真撮影等)
○県外史料調査(京都・山口・島根・岡山)
○既刊史料集からの県関係史料の抽出
○県内石造物(五輪塔・宝篋印塔等)の調査
古文書撮影経費の増
→19年度同額(デジカメを有効活用してください)
(519)
778
469
近世○主要文書現地調査(中部地区2年次目)
○史料解読(家老日記等)
報酬単価見直し
→基準見直し(T→V)、
正職員初任給の増額に伴う非常勤職員報酬の増額
(2,126)
2,755
2,325
近代○「鳥取県歴史」の解読、校訂、解題執筆
○民間資料調査(東中西各1カ所)
報酬単価見直し
→正職員初任給の増額に伴う非常勤職員報酬の増額
(2,094)
2,198
2,353
現代○手記編@「孫や子に伝えたい戦争体験」の刊行
○手記編A「戦後復興と昭和のくらし」の編さん
○聴きとり事業(歴史的体験者6名程度×3回)
○鳥取県民の満州移住に関する現地調査
満州移住現地調査の増
→現地通訳利用(要求:国際交流員)
(219)
957
594
民俗○地域民俗調査(東部海岸部)
○テーマ別調査(7つの課題)【新】
○民具調査(鳥取市佐治歴史民俗資料館を予定)
テーマ別調査の増
→地域民俗調査との重複部分削減
(1,410)
3,319
2,561
テーマ○「松葉ガニ」に関する資料調査(2年次目)変更なし
(64)
64
64
普及啓発○ブックレット3冊(中世、現代、テーマ)
○シンポジウム「歴史の語りと聞き取り(仮)」20年12月、倉吉
○県史編さんボランティアの運営
謝金の減
(433)
375
375
(標準事務費)変更なし
(6,684)
6,684
6,684
合計
(15,981)
18,073
16,368

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年6月補正後 15,981 0 0 0 0 0 0 29 15,952
要求額 18,073 0 0 0 0 0 1,800 25 16,248

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 16,368 0 0 0 0 0 1,800 23 14,545
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0