第３子保育料軽減子育て支援事業

１　経緯

第３子保育料の軽減事業により、第３子以降の児童を含め、保育所に２人以上入所している世帯の保育料は、第１子又は２子への振替適用により、１人分の保育料にも満たない。 　このため、一人ずつ保育所に入所する世帯の保育料と比べ、保護者負担が不公平ではないかとの意見がある。 　そこで、第１子又は２子への振替適用をH19年度中に見直すこととしたが、適当な代替え案が見つからず、振替適用の継続を要求した。

２　総務部長査定結果

第１子又は２子への振替適用の廃止 〔理由〕 　保育所に第３子以降の児童を含め、２人以上同時入所する世帯において保育料が１人分にも満たないことは、保護者負担が著しく不公平であるため。 　 　　現行制度（振替適用あり）　　　　　　　　　　　　　（単位：円/月） 　　 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 　　査定（振替適用なし）　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：円/月）

３　復活要求の内容

「第１子又は２子への振替適用」を継続したい 【理由】 �@振替適用が廃止になると、保育料が大幅に増額となり、子育て 　　家庭の経済的負担が増大 �A子どもが３人以上おり、保育所に同時に２人以上入所している世　　帯は、一時に経済的な負担が大きいこと �B全市町村が振替適用の廃止に反対

　

４　事業の内容

第３子以降の児童の保育料を、国が軽減した後の保育料の１／３以下に軽減する。 　ただし、第３子以降の児童を含め、保育所に２人以上同時入所する場合は、国の軽減制度の対象とならない第１子又は２子に振替えて保育料を軽減する。 【負担割合】　県１／３　市町村１／３　 　　　　 【第１子又は２子への振替適用が生じる場合】 　○第３子以降の児童が保育所に入所 　かつ 　○第１子又は２子が、第３子以降の児童と同時に保育所に入所

　
５　H19年度に振替適用を見直そうとした理由等

【理由】 　第１子又は２子への振替適用により、同時入所世帯の保育料が１人分に満たなく、一人ずつ入所する世帯の保育料と比べ、保護者負担が不公平ではないかと考えたため。 ⇒このため、第１子又は２子への振替適用をやめる事により削減される財源を活用し、公平性を保ちながら、更なる多子世帯の支援ができないか検討した。 【検討結果】 ●第１子又は２子への振替適用をやめることは「子育て支援の後退になる」等、保育の実施主体である全市町村から強い反対の声 　 ●子育て支援策が求められる中、適当な代替案が見つからなかった。

〔参考：保育料軽減制度〕