県政一般・報道提供資料

ドングリ類の豊凶調査報告(9/13時点中間報告)とツキノワグマ出没注意喚起

2025年09月17日提供 資料提供


提供機関

提供課等:農林水産部農業振興局鳥獣対策課  
電話番号:0857-26-7656  FAX番号:0858-26-8114

内容

クマの秋の出没にはブナやミズナラ等の堅果類の豊凶が影響していると言われており、県は毎年、堅果類(ドングリ類)の豊凶調査を行っています。
9月13日時点で県内27箇所の調査を終えた結果はブナは凶作の見込み、ミズナラは大豊作、コナラ、クリは例年並の結果でした。
秋季は冬眠に備えて餌を求め、人里にクマが下りてくるおそれがあり、12月中旬頃まではクマと遭遇する危険性が高くなりますので、特に注意が必要です。

豊凶調査報告(中間報告)【別紙1】

鳥取県内における令和7年度のドングリ類(堅果類)等4種の結実調査の中間報告は、ブナが凶作、ミズナラが大豊作、コナラが並作上、クリが並作下です。
次回報告は10月15日頃を予定しており、状況が変わる場合もあります。
※中間報告のため、調査地点(78箇所)全てを調査した結果ではありません。
※豊凶結果は過去10年間比較で評価をしています。

年度
樹種
R1R2R3R4R5R6R7
ブナ大凶作凶作豊作並作上凶作並作下凶作
ミズナラ並作下並作下並作上並作上並作下並作下大豊作
コナラ並作上凶作並作上並作上並作下大凶作並作上
クリ並作下凶作凶作並作下並作下凶作並作下
クマ出没件数
9月時点※1
(年間件数)
149件
(260件)
158件
(234件)
84件
(156件)
79件
(104件)
77件
(164件)
125件
(272件)
53件
(53件)
※1 クマ出没件数は、R1〜R6までは9月末時点、R7は9月16日時点です。

今年度のクマ出没状況【別紙2】

県民等から報告された今年度の県内のクマ出没件数は、例年より少ない状況。

クマによる人身事故防止のポイント(不意な遭遇を避ける、誘引物を除去する)

クマによる人身事故を防止するためには、クマと出会わないようにすることが最も重要です。大部分のクマが冬眠に入る12月中旬頃まで、以下の点に十分に注意が必要です。
・山林近くでは、夕方から早朝にかけての一人での外出は避ける(散歩、ランニング等)。
・山林近くでは、クマ鈴やラジオで音を出しながら行動する。
(クマが人の接近を察知して避けます。)
・柿や栗の収穫は早めに。利用しないものは除去する。
・誘引物(生ゴミ、廃棄野菜・果実、食料品、ペットフード等)を屋外(田畑を含む)に放置しない。
・柿等の果樹園には電気柵を適切に設置・運用する。
・クマと出会った場合は、慌てず、背中を見せずに、ゆっくり後退してその場を去る。

県民のみなさまへ

県では、県民のみなさまへの注意喚起や出没時の迅速な対応を図るため、出没状況の把握に努めています。クマを目撃した場合、またはクマの痕跡(足跡、爪跡、食害等)を見つけた場合は、市役所・町村役場へ連絡していただくよう御協力をお願いします。

参考資料

別紙1(堅果類豊凶調査中間報告結果)

別紙2(クマ出没件数の推移)



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