ドングリ類の豊凶調査報告(10/15時点中間報告)とツキノワグマ出没注意喚起
2025年10月17日提供 資料提供

提供課等:農林水産部農業振興局鳥獣対策課
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クマの秋の出没にはブナやミズナラ等の堅果類の豊凶が影響していると言われており、県は毎年、堅果類(ドングリ類)の豊凶調査を行っています。
10月15日時点で県内の調査を終えた結果は、ブナは凶作の見込み、ミズナラ、コナラは大豊作、クリは例年並の結果でした。
秋季は冬眠に備えて餌を求めて広く動き回ることから12月中旬頃まではクマと遭遇する危険性が高くなります。
今年度のクマ出没状況は例年よりも少ない状況ですが、決して油断せず、人身事故を防ぐために、クマとの不意な遭遇を避けるよう注意をお願いします。
|豊凶調査結果(中間報告)【別紙1】
鳥取県内における令和7年度のドングリ類(堅果類)等4種の結実調査の中間報告は、ブナが凶作、ミズナラ、コナラが大豊作、クリが並作上です。
※豊凶結果は過去10年間比較で評価をしています。
年度 樹種 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 |
| ブナ | 大凶作 | 凶作 | 豊作 | 並作上 | 凶作 | 並作下 | 凶作 |
| ミズナラ | 並作下 | 並作下 | 並作上 | 並作上 | 並作下 | 並作下 | 大豊作 |
| コナラ | 並作上 | 凶作 | 並作上 | 並作上 | 並作下 | 大凶作 | 大豊作 |
| クリ | 並作下 | 凶作 | 凶作 | 並作下 | 並作下 | 凶作 | 並作上 |
クマ出没件数
9月時点※1
(年間件数) | 149件
(260件) | 158件
(234件) | 84件
(156件) | 79件
(104件) | 77件
(164件) | 125件
(272件) | 64件
(64件) |
※1 クマ出没件数は、R1〜R6までは9月末時点、R7は10月15日時点です。
今年度のクマ出没状況【別紙2】
県民等から報告された今年度の県内のクマ出没件数は、例年より少ない状況。
クマによる人身事故防止のポイント(不意な遭遇を避ける、誘引物を除去する)
クマによる人身事故を防止するためには、クマと出会わないようにすることが最も重要です。大部分のクマが冬眠に入る12月中旬頃まで、以下の点に十分に注意が必要です。
・山林近くでは、夕方から早朝にかけての一人での外出は避ける(散歩、ランニング等)。
・山林近くでは、クマ鈴やラジオで音を出しながら行動する。
(クマが人の接近を察知して避けます。)
・柿や栗の収穫は早めに。利用しないものは除去する。
・誘引物(生ゴミ、廃棄野菜・果実、食料品、ペットフード等)を屋外(田畑を含む)に放置しない。
・柿等の果樹園には電気柵を適切に設置・運用する。
・クマと出会った場合は、慌てず、背中を見せずに、ゆっくり後退してその場を去る。
県民のみなさまへ
県では、県民のみなさまへの注意喚起や出没時の迅速な対応を図るため、出没状況の把握に努めています。クマを目撃した場合、またはクマの痕跡(足跡、爪跡、食害等)を見つけた場合は、市役所・町村役場へ連絡していただくよう御協力をお願いします。

別紙1(堅果類豊凶調査中間報告)
別紙2(クマ出没件数の推移)