鳥取県災害アーカイブズが完成しました

このたび公文書館では、これまでの県史編さん事業で収集・刊行した各種史料や他の関係機関に所蔵されている史料から、本県でも大きな被害が発生した災害のデータベースを作成し、当館ホームページで公開しました。

・県内で近世（江戸時代）以降に発生した主な災害について、各種史料・文献を参照しつつ、当館で年表にまとめたものを掲載。
・その中から多くの記録が残る嘉永3（1850）年の洪水と嘉永7（1854）年の地震に関する史料から、計306件の情報（洪水235件、地震71件）を抽出したデータベースを作成。
・災害種類、被害地点、被害内容のほか、出典、所蔵館等の情報を掲載。
・出典となった史料の画像やリンクも充実。
・キーワード検索による絞り込みが可能。

歴史資料に残された災害に関する情報の抽出・整理・分析を通じて、その実態や特徴を明らかにし、防災に対する取り組みを進めるために作成した。

上記の年表、データベースの作成にあわせ、当館が既に公開しているデータベースや鳥取大地震・鳥取大火に係る写真資料、他館・他部署が作成・運営している関連データベース等へのリンクを整えた。
（外部リンクの例）
→「とっとり災害記録伝承ポータル」（鳥取県危機管理局消防防災課）
→「鳥取こちずぶらり」（鳥取県立博物館）