因幡国庁跡 いなばこくちょうあと

所在地 鳥取市国府町中郷ほか
主な時代 奈良時代から平安時代終わり頃(約1300〜900年前)
概 要  鳥取県東部に当たる「因幡国」を治める役所(現在の県庁)が置かれたところです。周辺には国によって建てられた因幡国分寺(こくぶんじ)や因幡国分尼寺(こくぶんにじ)があります。
発掘調査では役所の中心と思われる大きな建物跡が見つかり、柱穴には柱の一部が残っていました。柱は下部がえぐられていて、袋川を利用して運ぶときに縄で止めた跡と考えられます。建物の周辺では「仁和二(886)年假文」(假文は現在の休暇届)と書かれた巻物の軸や役人がつけていたベルトの装飾品、京都や愛知で焼かれた緑色のうわぐすりのかかった緑釉陶器(りょくゆうとうき)も出土しました。
ほかにも、平安時代終わり頃から鎌倉時代頃の庭園の池と思われる遺構も確認されています。
報告書 『因幡国府遺跡発掘調査報告書』鳥取県教育委員会 1973
『因幡国府遺跡発掘調査報告書II』鳥取県教育委員会 1974
『因幡国府遺跡発掘調査報告書III』鳥取県教育委員会 1975
『因幡国府遺跡発掘調査報告書IV』鳥取県教育委員会 1976
『因幡国府遺跡発掘調査報告書V』鳥取県教育委員会 1977
『因幡国府遺跡発掘調査報告書VI』鳥取県教育委員会 1978
『因幡国府遺跡発掘調査報告書VII』鳥取県教育委員会 1979
『因幡国府遺跡(四反長地区)中郷バイパス発掘調査報告書』国府町教育委員会 1986
『因幡国府遺跡発掘調査報告書』国府町教育委員会 1973
備 考 「とっとり文化財ナビ」に情報あり

役所の中心と思われる建物跡

庭園の池が見つかった様子(石が敷かれたところが池の跡)

前のページに戻る