布勢鶴差奥墳墓群 ふせつるさしおくふんぼぐん

所在地 鳥取市布勢
主な時代 弥生時代終わり頃(約1900年前)
概 要 南北に延びる細長い丘の上に造られた墓群で、同じ頃の遺跡に丘陵東側の布勢第2遺跡(ふせだい2いせき)や西側の桂見遺跡(かつらみいせき)があります。
1号墳丘墓(ふんきゅうぼ)は長辺17.8m、短辺10.6m以上あり、2つの埋葬施設(まいそうしせつ:遺体を納めたところ)がありました。このうち、墳丘の中央にある埋葬施設にはお供えの土器が置かれていました。この墳丘墓は湖山池南東部にある弥生時代の墳丘墓で初期のものとして注目されます。
1号墳丘墓の周りには小さな墳丘墓1基と墳丘を持たない小さな墓が約50基見つかりました。
報告書 『東桂見遺跡 布勢鶴差奥墳墓群』財団法人鳥取県教育文化財団1992
備 考  

1号墳丘墓(奥)と墳丘のない墓(手前)

1号墳丘墓中央の埋葬施設(木の棺の底に赤い顔料が敷かれたことが分かりました)

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