石脇第3遺跡 いしわきだいさんいせき

所在地 東伯郡湯梨浜町石脇
主な時代 古墳時代終わり頃(約1400年前)、奈良時代(約1300年前)
概 要 湯梨浜町と鳥取市との境界にほど近い丘陵に広がる遺跡です。
丘陵南斜面には、古墳時代から奈良時代の竪穴建物(たてあなたてもの)が造られ、日本海を一望できる丘陵尾根には、全長約33mの古墳時代終り頃の前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)が築かれています。
奈良時代以降になると、約54m四方を「塀」もしくは「柵列(さくれつ)」と考えられる施設で区画した中に、掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)が建てられます。これらの施設や建物は、周辺で瓦が出土していることから、当時の公的な役割を担うものであったと考えられます。
ここで注目されるのが、この遺跡の周辺が大正時代まで「久津賀村(くづかそん)」と呼ばれており、遺跡の近くに「久塚(くづか)」という小字名が残っていることです。「古代の高速道路」とも言える「古代山陰道」には、伯耆国の東端にあたる「河村郡笏賀郷(かわむらぐんくつがごう)」に「笏賀駅(くつがえき)」が置かれていたと推定されています。
これらのことから、遺跡周辺に「笏賀駅」が置かれていた可能性は高く、この遺跡で見つかった施設や建物は、「笏賀駅」に関連するものであったと考えられます。
報告書 『石脇第3遺跡‐森末地区・操り地区‐ 石脇8・9号墳 寺戸第1遺跡 寺戸第2遺跡 石脇第1遺跡』鳥取県教育文化財団1998
備 考 『古代交通研究第7号』古代交通研究会1997にも関連報告あり

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