甑山城跡 こしきやまじょうあと

所在地 鳥取市国府町町屋・美歎
主な時代 南北朝時代~戦国時代
概 要

鳥取県内で最も古い時代から使われていたことがわかるお城です。
袋川(ふくろがわ)と美歎川(みたにがわ)の合流地点にある標高約80mの甑山山頂にあり、広く鳥取平野を見渡すことができます。造られた年代ははっきりとは分かりませんが、建武4(1337)年に平貞泰(たいらのさだやす)という人がこのお城を守ったという古文書が残っており、南北朝時代にはすでに使われていたことが分かります。

また、このお城は永禄・元亀(1558~73年)年間に山中鹿之助幸盛(やまなかしかのすけゆきもり)をはじめとした尼子(あまご)氏の復興を目指す軍がお城に入り、この時の鳥取城の城主だった武田高信(たけだたかのぶ)と戦い、勝利したと伝えられています。現在残っている曲輪(くるわ)はこの頃に整備されたものと考えられます。

報告書 『国府町内遺跡発掘調査報告書』国府町文化財報告書6 国府町教育委員会1988
『国府町内遺跡発掘調査報告書』国府町文化財報告書15 国府町教育委員会2001
『鳥取県中世城館分布調査報告書』第1集(因幡編)鳥取県教育委員会2002
『新鳥取県史考古3 飛鳥・奈良時代以降』鳥取県2018
備 考

甑山城跡遠景

江戸時代に描かれた甑山城跡(『因伯古城跡図志』、鳥取県立博物館所蔵)

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