事業概要
効率的な防災対策事業を実施するため「平成18年度道路防災点検要領」に基づいた防災点検を実施する。
現状
平成8年度に道路防災総点検を実施し、異常気象時(豪雨、豪雪)等において安全を確保するために対策が必要な箇所(要対策箇所)を定め、防災対策を推進している。
- 平成13年に発生した「鳥取県西部地震」による道路への被害を把握するため、同年度において西部、日野を中心に道路防災点検を実施したが、東部、八頭、中部管内については防災幹線ネットワークに指定された路線しか点検を実施していない。
- 平成21年度には、平成8年度点検で「カルテ対応」とされていた636箇所について再点検し、再評価を実施。
- 平成23年度に、事前通行規制区間の解消をめざし、県内全域の危険箇所の抽出及び規制区間内の防災点検を実施予定だが、規制区間外については未点検。
問題点
平成21年度に一部の箇所について再点検を実施したが、平成8年度の点検から15年、平成13年度の点検からでも10年が経過し、この間の道路災害の発生状況等を踏まえた道路状況の把握を行う必要がある。
平成8年度点検における要対策箇所については、防災対策が進んでいる一方で、これまでの点検で対策不要と判断された箇所及び点検対象外の箇所からの被災が増加している。
国土交通省においては、平成18年に新たな点検要領に基づく危険箇所の再点検を実施されたが、県においては実施していない。